■首都直下地震は、戸田市にとっても「我が事」です。都内で働く時間帯に起きた時、あなたはどう動くか、家族で話し合っていますか。
おはようございます。
前戸田市議会議員の林冬彦です。
最近、各地で大きな地震が相次いでいます。そのたびに思うのは、やはり「備えは、平時にしかできない」ということです。
特に、私たち戸田市民にとって忘れてはならないのが、私が市議会議員の時に戸田市に対し対策がどう進んでいるか毎年確認し、不備な箇所に対しひとつずつ対応するよう提言していた「首都直下地震」です。
首都直下地震とは、東京湾北部地震や茨城県南部地震など、首都圏の直下やその周辺で発生が想定されているマグニチュード7級の大地震のこと。
国の想定では、今後30年以内に発生する確率は70%程度とされています。
これは決して「東京だけの地震」ではなく、戸田市ハザードブック「災害を『我が事』として考える本」でも、戸田市では最大で震度6強の揺れが想定されています。
震度6強とは、立っていることが難しく、固定していない家具が倒れ、窓ガラスや壁のタイルが破損・落下することもある強い揺れです。
さらに戸田市は、荒川沿いの低地で、地下水位が高い場所もあります。大きな揺れによって「液状化」が起きれば、地割れ、地面の波打ち、噴砂、道路の陥没などが起こる可能性もあります。
家の中では、家具の転倒。
道路では、通行障害。
地域では、停電、断水、通信の混雑。
そして、鉄道の運休。
戸田市も大きな影響を受けることを、あらためて意識しておきたいと思います。
そして、もうひとつ、戸田市民にとって大切な視点があります。
それは、市外へ通勤・通学している方が多いということです。ここも私が市議会でこだわったことです。
戸田市は、都内へのアクセスがよいまちです。実際、働き手の約半数が市外へ通勤していると言われます。
もし、平日の昼間、都内で仕事をしている時に首都直下地震が起きたら、埼京線も、山手線も、地下鉄も、すぐに動くとは限りません。
道路は大渋滞し、歩道にも人があふれます。
スマートフォンはつながりにくくなり、家族とすぐ連絡が取れないかもしれません。
その時に大切なのは、「すぐ戸田に帰ろう」と無理に動かないことです。
東京都などは、大地震発生時には、むやみに移動せず、職場や学校など安全な場所にとどまる「一斉帰宅の抑制」を呼びかけています。
一斉に人が帰宅を始めると、道路が人で埋まり、消防・救急・警察などの救命活動の妨げになります。余震や火災、落下物に巻き込まれる危険も高まります。
まずは、身の安全を守る。
次に、職場や学校で待機する。
情報を確認し、帰れる状況になってから動く。
これが基本です。
特に、保育園や学童にお子さんを預けて、都内や市外に通勤しているご家庭は、今のうちに確認しておいてください。
・「自分がすぐ迎えに行けない時、誰にお願いするか」
・「園や学童の災害時の引き渡しルールはどうなっているか」
→これについては、私の一般質問で、小中学校・学童・幼稚園・保育園のいずれも、必ず引き渡す方が来られるまで責任持って子どもを預かるという答弁をもらっています。
・「祖父母、親戚、近所の信頼できる方に協力をお願いできるか」
・「家族が連絡を取れない時の集合場所や連絡方法は決まっているか」
大地震の時、いちばん不安になるのは、家族の安否。だからこそ、事前の話し合いが命綱になります。
今日、ぜひご家庭で確認していただきたい備えがあります。
まず、家具の固定。
寝室や子ども部屋に、倒れてくる家具はありませんか。
次に、水・食料・簡易トイレの備蓄。
最低3日分、できれば1週間分あると安心です。特にトイレは、水や食料と同じくらい大切です。
そして、モバイルバッテリー、常備薬、眼鏡、子ども用品、女性用品、ペット用品など、家族ごとに必要なもの。
さらに、職場にも備えを。
歩きやすい靴、飲み物、携帯食、モバイルバッテリー、簡易ライト。都内から戸田まで歩くことを想定するなら、帰宅ルートも一度確認しておきたいところです。
戸田市では、災害時に備えて小中学校を中心に避難所や避難場所が指定されています。
ただし、自宅が安全で、火災などの危険がなければ、あわてて避難所へ行く必要はありません。自宅で生活を続ける「在宅避難」も大切な選択肢です。
そのためにも、戸田市ハザードブック「災害を『我が事』として考える本」を、ぜひご家族で開いてみてください。
・自宅の地域ではどのくらい揺れが想定されているのか。
・液状化の危険はあるのか。
・避難所はどこか。
・家族との連絡方法はどうするか。
読むだけでなく、家族で話し合うことが大切です。
災害は、起きてほしくありません。
でも、起きないことを願うだけでは、命は守れません。
首都直下地震は、東京だけの問題ではなく、戸田市民一人ひとりの暮らしに直結する問題です。
今日のうちに、家具をひとつ固定する。
備蓄をひとつ買い足す。
家族と連絡方法を決める。
保育園や学童の引き渡しルールを確認する。
その一歩が、いざという時に大切な命を守ります。
ぜひこの週末、ご家族で戸田市ハザードブックを開き、首都直下地震への備えを見直してくださいね。
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