おはようございます。林冬彦です。

■私が選挙カーのマイクを使っての活動を18時に終えるのは「家族団らん」の時間を大切にしてもらいたいためですが、そこにこだわる理由は高校生の時の体験にあります。

個人的な話です。

戸田市議会議員選挙も活動はあと2日。

一般的には選挙カーのマイクを使っての活動は8時から20時までの12時間許可されているところを、私は10時から18時の8時間に限定していることは先日書きました。

10時からにしているのは、看護師さんをはじめ夜勤で働かれる方や小さいお子様を育てられているご家庭が戸田市には多いことが理由であり、また、18時に終えるのは「家族団欒(だんらん)」の時間を大切にしてほしいことが理由なのですが、家族団欒を大切にしてほしいと思うのは、私の高校生の時の体験に理由があるのです。

それは高校2年生の冬。当時、福岡県立修猷館高等学校に通っていた私に、父親の転勤が決まったことが突然知らされました。新しい住まいは奈良市でした。

しかし、私は転校したくなかったので、一人福岡に残ることになったのです。転勤を知らされてから2週間後のことでした。

人生初めての下宿生活。

それまで当たり前にあった家族での生活から切り離された私。学校を終えて独りで下宿にかえる道すがら、他人の家の窓にともる明かりをみては、淋しさを感じて涙を流していました。

たまらなく淋しくなったときは、下宿の近くにあった福岡市営地下鉄藤崎駅に行っては、そこにある100円玉が使える黄色い公衆電話から実家に電話をかけていました。

その後、卒業するまで下宿生活は続き、大学受験に失敗したあと、浪人生として親元に戻りましたが、その一年半後に母が病没し、子供の頃の一家団欒は私から失われてしまったのです。

失って初めてわかる「一家団欒」の時間のありがたさ。

それがあるから、18時以降の家族団欒の時間を邪魔する大きな選挙カーのマイク音は私だけでもやめようと思ったのです。

当時も聴いていましたが、今でも松山千春の「ふるさと」を聴くとあの頃のことが思い出されてきて、涙が流れてきます。

昨日、静岡県島田市から私の応援に来てくれた提坂大介さんのライブ放送に参加する中で、この曲が浮かんできて涙が滲んできました。皆さんはこの歌を聴いて何か思い浮かぶ光景はありますか。

◆松山千春「ふるさと」
https://youtu.be/XOqak5adPA0

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本日が皆様にとって素敵な一日になりますように。