本日は、防災についてのワークショップに参加しました。サステナブルサイタマ主催。講師は永吉美さとさん。


災害直後に死なない

火災や津波で死なない

避難先で死なない


そのために何が必要かという視点から、ワークショップは始まりました。


話は先週の台風19号来襲時に、避難所に避難したかどうかに。参加者のうち、避難所の設営・運営にあたった私と、消防団として各避難所を回っていた方を除き、避難者として避難した方はゼロ。ペットの問題、高齢の家族やちいさなお子さんを連れて風雨の中を移動する難しさなと、その理由はさまざま。


そして、本日のワークショップでの目玉として、避難所HUGHinanzyo Unei Game)という避難所運営を疑似体験するシミュレーションカードゲームを行いました。


避難所というと自治体職員が運営の中心になることが多いですが、1995年の阪神・淡路大震災以降、地域住民や避難者を主体とした避難所運営を目指すところも多くなっているそうです。


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HUGは、避難者の年齢や性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカード(避難者カード)を避難所の体育館や教室に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事(イベントカード)にどう対応していくかを模擬体験するゲーム。プレイヤーは、このゲームを通して避難者の属性を考慮しながら部屋割りを考え、また炊き出し場や仮設トイレの配置などの生活空間の確保、視察や取材対応といった出来事に対して、自由に意見を述べかつ話し合いながらゲーム感覚で避難所の運営を学ぶことができます」(一般社団法人防火・防災協会の説明より)。


カードには地震編、水害編、台風編などがあるそうです。


このカードのことは知っていて、体験したいと願っておりましたが、本日その願いが叶いました。


次から次へと避難してくる避難者の方をその事情に応じて対応していく、寄せられる要求に対応していく、救援物資や仮設トイレの設営・・・避難所設営に関する様々な事象に対して、仲間と話し合いながら対応していきました。


実際にやってみると、実感するのは自分の未熟さ。


しかし、先日、避難所設営と運営を体験し、これまでの防災訓練や体制では到底対応できないことを実感しただけに、このHUGをもっと皆で体験し、万が一に備えなければという気持ちになりました。


本日は貴重な体験ができました。企画くださったサステナブルサイタマの皆様、永吉美さとさま、ありがとうございました。


サステナブルサイタマ

http://sustainable-saitama.info/sustama/


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