<戸田市にお住まいの方へ>

戸田市はボート競技に関して国内唯一の静水コース「戸田ボートコース」をもつ「ボートのまち」です。

この戸田ボートコースで、先週の土日「国際マスターズレガッタ」が開催されましたが、それが本日の埼玉新聞に記事掲載されていました。

563人が熱戦を繰り広げたとのこと、凄いですね。

また、アジアボート連盟会長が、埼玉県ボート協会が2020年東京オリンピックのボート会場に推奨している戸田市の彩湖を視察されたそうです。

戸田ボートコースはもともと、幻の開催となった昭和15年(1940年)の東京オリンピックに向けて作られたコースでした。上空からみると飛行機の滑走路のようにも見え、戦争中は爆弾が何発か落とされたこともあるそうです。また、一部で湧き水が出ていて、その辺りが急に冷たくなることから、心臓麻痺を起こすので決して泳いではいけないと言われてきたそうです。今はイケチョウ貝を使った水質改善に取り組んでいる場所でもあります。

ボート競技を観戦するにはとてもよい気節になりました。戸田に住んでいて戸田ボートコースに行かないのはもったいなく思います。天候の良い日にぜひどうぞ。

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(埼玉新聞 2016年5月11日)


国際色豊か 563人熱戦 戸田でマスターズレガッタ


 戸田市の戸田ボート場で7、8の両日、第10回戸田国際マスターズレガッタが開催された。県ボート協会などが主催し、国内外の563人が参加。うち8ヶ国の160人が外国人選手で、国際色豊かな熱戦を繰り広げた。

 27歳以上であれば、誰でも参加できる大会。花形競技のエイト(8人こぎ、9人乗り)には32チームが出場し、うち7チームは香港、中国から参戦した。香港チームは英、仏、独、伊、豪州、ニュージーランド、フィンランド、スペインの8ヶ国の選手達で構成。2人乗りのダブルスカルで優勝した香港の湯少文さんと王イヘイさんは、「エキサイティングだった。楽しい。来年もまた来たい」と話す。

 エイトの最高齢選手は83歳。一橋大学端艇部総監督で、「三菱ボートクラブ」の鈴木崇司さん(80)は、「久しぶりに千メートルこいだ。仲間と一日でも長くこぎたい」とほほ笑む。明治大学OBの「駿台艇友会」艇の奥田実さん(69)は、3位に「悔しい」と言う。

 アジアボート連盟会長の王石(ワン・シ)さんは、県ボート協会の和田卓理事長(72)の案内で、県協会が2020年東京五輪のボート競技会場に推奨している市内の彩湖を視察。和田さんは「国際色豊かで、友情あふれるいい大会だった」と語った。

(岸鉄夫)