またまた個人的な話です。

明後日は父の日ですね。

母の日と違って、父の日にはどうやって気持ちを伝えればいいのか、いつも悩んでしまいます。同性ということもあるのですが、父はどちらかというと無口な人で自分の感情を飲み込むところがあって、子供の頃からいつも話しているというわけではありませんでした。

父は幼い時に実の母を結核で亡くし、祖父が子づれ再婚するまでは一人っ子でした。それだけに結婚して私と弟が生まれた時の喜びはひとしおだったようで、趣味の俳句や短歌にその嬉しい気持ちを読み込みました。

愛情を深く持ちつつも、それでも言葉で表現しない人で、こちらも子供だったこともあり、父の深い愛になかなか気づきませんでした。

私が父の気持ちに気がついたのは、大学に合格した時。入学式にこっそり来てくれていました。それだけ私が大学に入ったことを喜んでくれていたんです。家では入学式に行くとは言っていなかったので、私もまさか父が来ているとは思いませんでした。でも入学式の後に父の姿を見て、自分のことを愛してくれているんだと実感し、ありがたいと思いました。

今は父に感謝の気持ちでいっぱいです。

写真は先日福岡に行った時に、博多駅ビルで撮影したもの。私にとって父はまさにウルトラの父です。

お父さん、ありがとう。

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