今日の日本経済新聞に、JR大宮駅新幹線コンコースがリニューアルされることが記事掲載されていました。

このリニューアル、東北・上越新幹線開業以来の本格的なもので、待合室が拡張されるほか、エレベータが設置されたり、行先案内板が改良され、東北・上越・北陸という方面別に案内されるようになるようです。

これらの改装は来春北陸新幹線が開業するなどして大宮駅の拠点機能がさらに高まることを受けてのことだそうです。

私はかつて石川県でWeb指導講座や事業所への指導を担っていて、ある時期、ほぼ毎週戸田公園駅と金沢駅を往復していました。埼京線で大宮に、そこから上越新幹線で越後湯沢、そして越後湯沢から金沢までは特急はくたか(ほくほく線経由)に乗り、乗り継ぎが良ければ4時間7分の乗車時間でした。大宮駅コンコースも慣れた風景になっていました。

来春北陸新幹線が開業すると戸田公園駅から金沢駅まで約一時間短縮されますが、越後湯沢乗換で金沢に行くこともなくなります。そのタイミングでの大宮駅新幹線コンコースのリニューアル。ひとつの時代が過ぎたようで、新しい姿を見るワクワクした気持ちと無くなるものに対する淋しい気持ちが入り混じった複雑な感じです。

来春、北陸新幹線ができる前に、もう一度かつてのルートで金沢に行ってこなくちゃ。毎週のように通っていた時は見慣れた通勤ルートになってしまって沿線風景にもあまり感動しなくなっていましたが、次に見る時には愛おしい風景として心に刻み込まれることでしょう。

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(日経新聞 2014年7月18日朝刊)