このブログではお伝えしていますが、来月6月7日に開催される戸田市民劇団ONEの第2回公演「夜叉ヶ池」が、今日の埼玉新聞朝刊に掲載されていました。
戸田市民からの公募による市民劇団。これが戸田市の新しい文化のひとつになっています。
昨年の第一回公演は大変面白かったです。この公演も期待大ですね!

(埼玉新聞 2014年5月20日)
戸田市民による「劇団ONE」の第2回公演が6月7日、同市文化会館大ホールで行われる。今回は、泉鏡花原作「夜叉ヶ池」で構成・演出は犬石隆さん(56)。「現実の人間世界と妖怪たちの魔界が交差する。不思議な世界を味わってほしい」と大石さん。公募に集まった市民男女23人が本番へ向けて、稽古に熱を込める。
演目の「夜叉ヶ池」は、人が鐘をつくのを1度でも怠れば封印は解けるが、山ろくの鐘楼を守る晃と百合の若夫婦が、ひたすら実直に盟約を守ろうとする。俗界の村人は百合を雨乞いのいけにえにしようと迫るというストーリー。「泉鏡花が好きで第2回のテーマに選んだ。彼は人間嫌いだったのかもしれませんね。最後は、妖怪のほうが清純な心を感じさせる」と犬石さん。
稽古風景を見つめる犬石さんの目は厳しいようで優しい。懸命な表情で舞台を走り回る「役者たち」を見て「みんなよくがんばってここまで来たなと思います」と語る。
「前回はシェークスピアだったが、その世界をイギリス人は良く知っている。日本人には和の世界は常識ではない。日本にこういう美しい言葉がある、美しい立ち居振る舞いがある、日本の美しさ、和の素晴らしさ、これを伝えたい」と犬石さん。
公演のクライマックスは、約束を破った人間たちが龍神の怒りに触れ、大津波に襲われる。出演女性の最年長、妖怪と村人の2役をこなす会社員、松井和子さんは「大自然、宇宙を感じる。やりがいがある」と話し、会社員、三浦明広さん(44)は「この世界で一番愚かなのがたぶん人間かな」という。
「人間とても年が経てば、ないがしろにする約束を、破るに、何に憚る事がある!」このキャッチコピーは犬石さんの作。今の世情にどんなことを訴えようとするのか。
戸田市民からの公募による市民劇団。これが戸田市の新しい文化のひとつになっています。
昨年の第一回公演は大変面白かったです。この公演も期待大ですね!

(埼玉新聞 2014年5月20日)
戸田市民の「劇団ONE」来月7日公演 泉鏡花の夜叉ヶ池
人間界 魔界 二つの世界が交差する不思議な物語
人間界 魔界 二つの世界が交差する不思議な物語
戸田市民による「劇団ONE」の第2回公演が6月7日、同市文化会館大ホールで行われる。今回は、泉鏡花原作「夜叉ヶ池」で構成・演出は犬石隆さん(56)。「現実の人間世界と妖怪たちの魔界が交差する。不思議な世界を味わってほしい」と大石さん。公募に集まった市民男女23人が本番へ向けて、稽古に熱を込める。
(岸鉄夫)
演目の「夜叉ヶ池」は、人が鐘をつくのを1度でも怠れば封印は解けるが、山ろくの鐘楼を守る晃と百合の若夫婦が、ひたすら実直に盟約を守ろうとする。俗界の村人は百合を雨乞いのいけにえにしようと迫るというストーリー。「泉鏡花が好きで第2回のテーマに選んだ。彼は人間嫌いだったのかもしれませんね。最後は、妖怪のほうが清純な心を感じさせる」と犬石さん。
稽古風景を見つめる犬石さんの目は厳しいようで優しい。懸命な表情で舞台を走り回る「役者たち」を見て「みんなよくがんばってここまで来たなと思います」と語る。
「前回はシェークスピアだったが、その世界をイギリス人は良く知っている。日本人には和の世界は常識ではない。日本にこういう美しい言葉がある、美しい立ち居振る舞いがある、日本の美しさ、和の素晴らしさ、これを伝えたい」と犬石さん。
公演のクライマックスは、約束を破った人間たちが龍神の怒りに触れ、大津波に襲われる。出演女性の最年長、妖怪と村人の2役をこなす会社員、松井和子さんは「大自然、宇宙を感じる。やりがいがある」と話し、会社員、三浦明広さん(44)は「この世界で一番愚かなのがたぶん人間かな」という。
「人間とても年が経てば、ないがしろにする約束を、破るに、何に憚る事がある!」このキャッチコピーは犬石さんの作。今の世情にどんなことを訴えようとするのか。
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