このブログでも何度かお知らせしている内容ですが、今日の産経新聞にわかりやすく記事掲載されていましたので紹介します。

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(産経新聞 2014年4月30日)


戸田、乳幼児支援サイトあす開設 予防接種日程自動で作成
予定日に合わせお知らせメール

 埼玉県戸田市は複雑な乳幼児の予防接種のスケジュールをパソコンや携帯電話などで管理する子育て支援モバイルサイト「予防接種はやわかり」を5月1日に開設する。子供の生年月日などを入力して登録すると、自動的にスケジュールが作成され、接種日などに合わせてお知らせメールが届き、予防接種漏れを防ぐ。県内の自治体では初めて。乳幼児のいる保護者の強力な助っ人になると期待されている。

 同市によると、2歳までに予防接種法に定められた定期予防接種は小児用肺炎球菌など14回にのぼる。種類ごとに定められた間隔を開けなければならず、保護者にとって予防接種のスケジュールを決めるのはかなり煩雑だ。

 しかも、接種の予定日に子供が熱を出すなどして受けられないと、それ以降のスケジュールも変更しなくてはならない。さらに、本来無料の定期予防接種も期間内に受けないと有料になり、麻疹風疹混合では自己負担額は約1万円にもなるという。

 現在、予防接種のスケジュール作成については、保健師や助産師らが生後1カ月の赤ちゃん訪問で保護者にアドバイス。医療機関でも医師らが説明をしているが、市などへの問い合わせは後を絶たないという。

 モバイルサイトは5月1日から、同市のホームページから入ることができる。赤ちゃんの生年月日などを登録し、定期と任意の予防接種を選ぶと、マイページにスケジュールが作成される。自宅近くの5つの医療機関も表示され、接種日を予約すると、接種日前後にメールで連絡が届くほか、予定日を変更するとその後のスケジュールも自動的に変更される。期間内に受けられない予防接種があれば知らせてくれる。

 また、同サイトでは流行している感染症情報、子育て支援情報なども見ることができる。無料で利用できるが、対象は戸田市民に限定される。

 赤ちゃん訪問を行っている助産師の小村陽子さん(54)は「お母さんたちにはカレンダーを見ながら紙に書いてもらって説明しているが、新システムではスケジュールの再確認やチェックがいつでもできるので利点は大きい」と歓迎。

 同市福祉保健センターの小槻節子課長は「市内では主な予防接種の接種率は95%前後。このシステムが入るとお母さんも楽だし、医療機関も予防接種の説明がしやすくなる。少しでも親の負担が軽くなればいい」と効果を期待し、利用を呼びかけている。

【問い合わせ先】戸田市市福祉保健センター TEL 048-446-6479

(石井豊)