先週の金曜日の夜、私は戸田市役所で開催された「戸田市災害に強いまちづくり推進ワークショップ」に参加しました。
今回のワークショップは地域の自主防災組織を担う町会のいくつかを対象にしたものでしたが、そこで行われた講演会で戸田市の取り組みを聞き、私は真剣に災害対策に取り組む戸田市に強く誇りを持つとともに地域の防災に携わる町会役員として責任の重さを意識しました。
戸田市にとって今一番備えをしなくてはいけない大規模災害、それは巨大台風などで荒川堤防が決壊することによって起こる外水氾濫です。
ここ数年、地球温暖化の影響を受けて、台風が巨大化しているだけでなく、その発生ポイントが日本近海に近づいており、昨年も史上最大級という台風がいくつか発生しました。戸田市の場合、巨大台風が直撃した時の被害というよりも、それにより埼玉県北部や群馬県に降った大量の雨水が荒川に集まることによって荒川堤防の決壊が起こる可能性が高まってきています。
やっかいなことは、戸田市の場合、戸田市内の荒川堤防だけでなく、荒川上流、下流のどこで荒川左岸堤防が決壊しても、市の全域が水没してしまうと予測されていることです。2mに近い浸水は3日間継続するみこみです。私が住んでいる地域では4m水没するとの予測がでています。2mということは1階部分は間違いなく水没。4mとなると2階部分まで水没するということです。
荒川左岸堤防が決壊すると、戸田市全域が水没してしまう。しかも、避難先に指定されている場所も2mまではどこも浸水にあうのです。
そこで、戸田市は、「町会から災害によって一人の犠牲者もださない」ことを目的に「災害に強いまちづくり推進ワークショップ」を実施してきました。特に、予想される外水氾濫の際に「一人の犠牲者も出さずに生き残る」ことを目的として、市と町会が協働し、防災の専門家の先生に入っていただきながら、いざという時にどこにどのように避難するかを町会ごとに具体的に計画づくりを始めています。昨年度までに、全46町会中、25町会で実施済み、今年度は7町会で実施予定となっています。
その内容は、

(ワークショップが開催された町会ごとに配られるリーフレットの例)

(大前町会の緊急避難場所マップ)
緊急避難場所マップに書かれている避難場所は、公共施設だけでなく、民間の方の施設もあります。これら民間が所有する施設には、とにかく生き残るためにまずはその場所に避難させてほしいと町会が中心になって協力をお願いし実現したものです。
これら町会ごとに「災害に強いまちづくり推進ワークショップ」を開催し民間の協力を得ながらマップ作りを行う取り組みに加えて、学校において防災教育を行っているのが、戸田市の取り組みですが、ここまでやる自治体は、全国でも戸田市が最先端だということです。

(ワークショップ配付資料1)

(ワークショップ配付資料2)

(ワークショップ配付資料3)
今回のワークショップは地域の自主防災組織を担う町会のいくつかを対象にしたものでしたが、そこで行われた講演会で戸田市の取り組みを聞き、私は真剣に災害対策に取り組む戸田市に強く誇りを持つとともに地域の防災に携わる町会役員として責任の重さを意識しました。
戸田市にとって今一番備えをしなくてはいけない大規模災害、それは巨大台風などで荒川堤防が決壊することによって起こる外水氾濫です。
ここ数年、地球温暖化の影響を受けて、台風が巨大化しているだけでなく、その発生ポイントが日本近海に近づいており、昨年も史上最大級という台風がいくつか発生しました。戸田市の場合、巨大台風が直撃した時の被害というよりも、それにより埼玉県北部や群馬県に降った大量の雨水が荒川に集まることによって荒川堤防の決壊が起こる可能性が高まってきています。
やっかいなことは、戸田市の場合、戸田市内の荒川堤防だけでなく、荒川上流、下流のどこで荒川左岸堤防が決壊しても、市の全域が水没してしまうと予測されていることです。2mに近い浸水は3日間継続するみこみです。私が住んでいる地域では4m水没するとの予測がでています。2mということは1階部分は間違いなく水没。4mとなると2階部分まで水没するということです。
荒川左岸堤防が決壊すると、戸田市全域が水没してしまう。しかも、避難先に指定されている場所も2mまではどこも浸水にあうのです。
そこで、戸田市は、「町会から災害によって一人の犠牲者もださない」ことを目的に「災害に強いまちづくり推進ワークショップ」を実施してきました。特に、予想される外水氾濫の際に「一人の犠牲者も出さずに生き残る」ことを目的として、市と町会が協働し、防災の専門家の先生に入っていただきながら、いざという時にどこにどのように避難するかを町会ごとに具体的に計画づくりを始めています。昨年度までに、全46町会中、25町会で実施済み、今年度は7町会で実施予定となっています。
その内容は、
- 町会における緊急一時避難場所の検討とその確保
- 災害時要援護者の避難支援方法の検討
- 緊急時の連絡体制の確立
- 一般会員への取り組み成果の波及(リーフレットの作成)

(ワークショップが開催された町会ごとに配られるリーフレットの例)

(大前町会の緊急避難場所マップ)
緊急避難場所マップに書かれている避難場所は、公共施設だけでなく、民間の方の施設もあります。これら民間が所有する施設には、とにかく生き残るためにまずはその場所に避難させてほしいと町会が中心になって協力をお願いし実現したものです。
これら町会ごとに「災害に強いまちづくり推進ワークショップ」を開催し民間の協力を得ながらマップ作りを行う取り組みに加えて、学校において防災教育を行っているのが、戸田市の取り組みですが、ここまでやる自治体は、全国でも戸田市が最先端だということです。

(ワークショップ配付資料1)

(ワークショップ配付資料2)

(ワークショップ配付資料3)
コメント
コメント一覧
ゴリラ🦍さん、コメントをありがとうございます。
市民として自分も災害時に役に立てるよう少しでも勉強をしていきますm(_ _)m
ありがとうございます。そう言ってくださると本当に励みになります!