先日、横浜市が保育園の待機児童ゼロを発表し話題になりましたが、戸田市の神保国男市長は昨日の定例記者会見で、戸田市が来年４月を目指し待機児童ゼロを目指すことを発表されました。本日の埼玉新聞と読売新聞朝刊に掲載されています。

戸田市は派手なことはしませんが、市民の暮らしやすさ、特に子育てのしやすさに着日に取り組み続けてきました。この動きもその一環です。


（埼玉新聞　2013年5月29日）



戸田市の神保国男市長は28日の定例記者会見で、「来年春に保育園の待機児童ゼロを目指す。しかし先の見えない部分もあるので、しっかりと市民要望に応えていく」と語った。

今年４月から民間２園（定員計130人）が新設され、市内の認可保育園は市立８園（同842人）民間13園（同1111人）になった。さらに来年４月から民間３園（同180人）が新設される。国の助成は民間施設だけが対象なので最近の新規開園は民間のみとなっている。

このほかに市が指定した小規模の認可外「家庭保育室」が17施設（定員389人）あるが、親の負担が認可施設より重く在籍数は定員の60％程度という。

待機児童数は2012年4月19人、13年4月34人。同市長は「14年4月のゼロを目指すが、保育園が増えれば入所希望も増えるので、どうなるか分からない面もある。ゼロ歳児など低年齢の入所希望が多いことも踏まえ、来年以降も増設を継続していく」と話した。

同市では三つの大きな土地区画整理・街づくり事業が進んでいるが、進ちょく状況は新曽第１区画整理事業（北戸田〜戸田駅周辺）70％、新曽第２区画整理事業10％、新曽中央地区はゼロとなっており、将来の人口増、児童数増加が見込まれている。




（読売新聞　2013年5月29日）



戸田市の神保国男市長は28日の記者会見で、来年度に待機児童がゼロになる見通しを明らかにした。市内の待機児童は4月現在で34人いるが、３つの保育所（定員計180人予定）が来年度に開所するため、ゼロになるという。

同市によると、市内には公立の認可保育所が８，私立が13あり、計約2000人の子どもが入園している。都心に近く、マンション建設も進んでいることから、同市は今後20年は新住民の流入が続くとみて、毎年駅前周辺などでの保育所の新設を目指す。

神保市長は「保育所ができれば保育を希望する親が増えるので追いかけっこになるが、継続して施設を造っていきたい」としている。