今朝の埼玉新聞朝刊に、戸田市のお隣りの和光市内で行われている動きが記事紹介されていました。

「和こたん(和光市探検博覧会)」というこの活動、東京都に隣接する和光市の魅力を知ってもらうことを目的に先月31日まで行われていた体験交流型イベントです。

市内の企業と交流できたり、参加者同士で会話が弾んだり、また地域の魅力発見に繋がったりなど、戸田市にとっても参考になる活動だと思います。

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和光の体験交流型イベントが好評
「和こたん」で魅力再発見 市内企業などが企画提供


 東京都に隣接している和光市の魅力を知ってもらう体験交流型イベント「和こたん」が3月31日まで行われた。「和こたん」は「和光市探検博覧会」の意味。市内の企業や飲食店、団体などが免疫力アップの食事づくりや銭湯で人形劇、自転車ツアーなど独自のプログラムを提供している。実施期間は一ヶ月間。参加者らは隣同士で会話を弾ませ、同提供者と交流しながら和光を再発見している。

(新井千昌)

 総務省所管の地域活性化センター主催の2009年度の全国地域リーダー養成塾の塾生になった市職員が、地域資源を活用した大分県別府市で開催していた「オンパック」(温泉泊覧会)を視察したのがきっかけになって都市型の「和こたん」につながった。

 同市では年間、人口の1割に当たる7千〜8千人が転入出し、入れ代わる。そんな背景から地域のコミュニティが作りづらいという。そこで同市の人たちが、和光から一番近い場所でオンパックの手法をまねていた静岡県熱海市の「熱海温泉玉手箱」を2年にわたって視察した。

 こうした活動が成果に現れて2012年3月に和光市内でプレオンパックを実施すると「人が来る」「私たちでも出来る」と手応えがあった。市民らが実行委員になって本格的な準備がスタートした。

 ところが、これまでに市内に事例がなく、内容を説明しても分かってもらえない。手探りが続いた。試行錯誤を乗り越えて今回49プログラムを用意。手作りパンフレットは2万部、ポスターも 450枚を配布して「和こたん」をPR。2月2日は和光市駅前広場で宣伝イベントも開いた。計850人の参加人数を見込み各プログラムの予約を開始したところ、延べ約600人が予約した。

 プログラムの一つで、昨年12月22日にオープンした同市新倉の「とりかいさん家のいちご園」では、イチゴ狩りなどを楽しんだ同市在住の40代後半の主婦は「和光でイチゴ狩りが出来ることが何よりうれしいです。イチゴもおいしい」と満面の笑みだった。同園の鳥飼純一代表(25)も「満足して帰っていく参加者からはやりがいがもらえる」と「和こたん」効果を話す。

 同市白子の「池田物産」では、かつお節の削り方など「だしのいろは」を学ぶ企画。みそや餃子作りなど4回目のプログラムに参加した同市本町の主婦、小沢直子さん(40)は「どの店の人たちも丁寧に教えてくれるので、また行きたくなります。地元の人と新住民が自然に交流できるのもいい。ぜひ続けてほしい」と次回開催にも期待を寄せる。企画した市民たちは第2回目も検討している。



■ 和こたんホームページ
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http://wakotanken2013.appspot.com/


■ 和光市ホームページ「和こたん」について
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http://www.city.wako.lg.jp/home/busho/_5898/_5901/_11952.html


■ 熱海温泉玉手箱
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http://wla.jp/ontama/

■ オンパク
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http://japan.onpaku.jp/onpaku1_1