戸田市役所の敷地内北東部にあるプレハブの建物、それが戸田市ボランティア・市民活動支援センターです。愛称は「TOMATO」。「だのちでみんなもだち」という言葉から「TOMATO」と名付けられました。

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今年からこの施設の業務が、戸田市から戸田市社会福祉協議会に委託されるようなりましたが、戸田市内で活動する市民活動やボランティア活動、NPOを支援する施設であることには変わりありません。

ところで、この施設は、実はできてからまだ10年も経っておりません。市民が望み、市と市民が一緒になってできあがった貴重な場所なのです。

戸田市の市長に現市長の神保国男氏が当選されてから、戸田市は特に市民活動やボランティア活動、町会活動等のコミュニティ活動の育成に力を入れるようになりました。

その背景には、何らかの形で地域に関わることが、住んでいる地域を自分たちの地域と感じることに繋がり、自分が必要とされているという実感に繋がり、いざという時の助け合いに繋がるという考え方がありました。地域に関わるきっかけづくりを増やすことで、コミュニティ活動が活発になるということなのです。

そのコミュニティ活動の中でも、地域における市民活動やボランティア活動の拠点として、市民が参加して市と一緒になって企画し、実現化したのが、前述の「戸田市ボランティア・市民活動支援センター」なのでした。

いろいろな活動を育てていくには、やはりソフトとしての「仕組みや情報」、ハードとしての「場や機材」が必要で、そんなソフト・ハードの両方を備える施設として誕生しました。

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私はこのTOMATOに、運営委員会のひとりとして関わってきました。そして時間の流れの中で、一歩ずつ着実に、市民活動やボランティア活動、支援センター、関わっている人たちが(私も含めて)成長しているのを感じています。

このブログでも10月に、戸田競艇の施設屋内を利用して開催される地域福祉祭りに共催の形でふらっと広場2012が開催されることをお知らせしましたが、当初から比べると参加団体も増え、また団体が戸田市を楽しく住みやすいまちにしようと頑張っている姿をますます感じるようになりました。これはとても嬉しいことです。

こういった現場の中にいると、理屈ではなく、人の心が人の心に灯火を伝えていくことがよくわかります。その場を共有する、思いを共有するという体験が新たな喜びを生み、地域に対する愛を育むことを実感します。

戸田市に他地域から引っ越してくる方は年に1万人いると言われます。戸田市の中に自分の居場所をつくりたい、戸田市に住むのであれば楽しく住みたい、繋がりをもちたい、そんな思いを持つ方は、どうぞ戸田市ボランティア・市民活動支援センターに行って相談してみてください。


話はかわりますが、次の写真はその戸田市ボランティア・市民活動支援センター前にこの夏設けられた緑のカーテンになっている「ゴーヤ」です。小さいゴーヤですが、まだこれから成長しそうなものもあり、「生命」を感じます。

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戸田市の市民活動やボランティア活動、NPO法人の活動もこのように最初は小さくても、戸田市に拠点を置きながら交流することでどんどん大きくなっていってほしい、そんな思いを象徴しているかのようなゴーヤです。

 TOMATOにお寄りの際は、収穫される前に、このゴーヤも緑のカーテンの中に見つけてくださいね。