本日、午後6時から戸田市福祉保健センターで開催された戸田市防災講演会に出席しました。

講演の講師は、戸田市の防災計画にも深く関わっていただいている片田敏孝先生。釜石市の子供達に防災教育を施し、結果、東日本大震災であの「釜石の奇跡」と言われる津波からの避難行動に繋がった先生です。

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本日の講演は9時近くまでかかったのですが、最後まで集中力が途切れないくらい考えさせられる内容でした。いろんなことが頭の中に入ってきて、まだ整理できていませんので、少し時間をください。後日、必ずブログで報告いたします。

私自身、これまで防災というと真っ先に頭に浮かんでいたのは「地震災害」でしたが、実は戸田市の場合、最も注意しなければならないのは、地球温暖化の影響を受けて、昨今その破壊力が拡大している台風に伴う水害(集中豪雨による内水被害や荒川の氾濫による水害等)だということを知らしめられました。

今日一番心に残ったことは「防災教育がつくる災害文化」という話でした。

教育を受けた子供達は、10年たてば大人になり、さらに10年たてば親になる。

いわば、子供達への防災教育とは、時間の流れの中で10年で市民をつくるプロジェクトであり、さらに10年かけて文化を創るプロジェクトであるということでした。

いろいろな事を思いました。現状の問題点や課題をたくさんいただきました。また報告いたします。

片田先生、そしてこのような機会を設けていただいた戸田市に感謝いたします。