今日の埼玉新聞朝刊第一面に「独自商品に魅力　隠れた名店紹介　県の『地域で元気な商店』事業」という記事が掲載されていました。

戸田市からも「コンディトライオオハシ」さんと「季の杜（ときのもり）竹野」さんが「がんばる元気な商店アクセスランキング」20以内にエントリーされていました。

ぜひお近くのお店に行ってみて下さい。きっと、ハッとする感動があると思います。


（埼玉新聞　2012年３月24日）



　魅力ある商品を販売する地域の小売店などをホームページ（ＨＰ）上で紹介する県の「地域でがんばる元気な商店」事業の本年度（昨年４月１日〜３月８日）のアクセス・ランキングがまとまった。登録された商店はいずれも食品を中心に独自商品を売り物とする「こだわりのお店」だ。県はこ れら多彩な資源を地域の活性化につなげようと、来年度から食をテーマにした各種イベントを計画。市町村や商工団体と連携し「地域の隠れた名店」情報を積極的に発信する。


　「がんばる元気な商店」の紹介は2005年度から事業化された。売り方や品ぞろえ、商品開発に創意工夫をしながら地域で営業している個人レベルの小売店（飲食店やチェーン店などを除く）が対象。こうした小売店は自前のＨＰを持たない店が多く、魅力的なオリジナル商品がありながら発信力が弱い。そこで県が情報を集約し、ネット上で広くPRするのが狙いだ。

　県商業・サービス産業支援課によると、地元の商工団体関係者らを通して登録店を募り、これまでに県内61市町村から洋・和菓子店を中心に795店が登録。県産業振興公社のＨＰ上で店の特徴や店主からのメッセージ、営業時間などを紹介している。

　アクセス数で上位20位にランクされた小売店の特長を見ると、複数の共通項が浮かび上がる。一つは看板商品の存在。１位にランクされた洋菓子店「ニューアマンド」（新座市）は長さ38.5センチ、直径約10センチの「のびのびロールケーキ」が売り物。「子ども10人満足できる大きさ」のキャッチフレーズも効果的だ。　

　もう一つは「顧客目線」の販売方法。２位にランクされたパン店「アサカベーカリー」（朝霞市）は、通勤前などに出来立てのパンを食べてほしいと早朝６時から開店。３位にランクされた洋菓子店「天使の林檎」（鶴ケ島市）も手作りにこだわり、子ども向けのオリジナル誕生日ケーキを製造販売している。

　そのほか、食の安心・安全を重視し、材料や鮮度にこだわる点も各店舗の共通項だ。

　同課は「バラエティーに富んだ名店をさらに掘り起こし、広く紹介したい」とし、地域商業の活性化に結び付くよう、今後は登録店を面としてつなぐ「元気商店巡り」や「食べ歩きマップ」の作製も検討していく考えだ。