戸田市ホームページで、1月30日から2月27日までの間に、戸田市美女木にある介護老人福祉施設(ろうけん戸田)屋上にデポジットゲージを置き、1ヶ月連続して採取したちりや雨水などの降下物の放射性物質を調査したところ、不検出だったことが報告されました(12月26日から1月30日まで連続採取した試料の調査でも不検出でした)。

福島第1原発爆発による放射性物質の放出が原因と思われる放射線物質が降り注ぎ、東京都や川口で水道水から放射性物質が検出されてから約1年。今回の調査からは、現時点では検出できるレベルの新たな放射性物質が降り注いでいないことがうかがえます。

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http://www.city.toda.saitama.jp/457/456892.html



とはいえ、身の周りに放射性物質がなくなったわけではありません。

自然界にもともと存在するものに加え、過去に降下した放射性物質が発する放射線による外部被曝と吸気や食物摂取を媒介して体内に入ってくる内部被曝の問題は続いています。

特に内部被曝の危険性については、もう少し知りたいと思い、今日は仕事時間の合間を縫って、東京都世田谷区で行われた講演会を聴きに行きました。

また、最近、私は放射線量測定器(ガイガーカウンター)を個人的に購入し、あちらこちらを測っています。測定方法や機器の性能によって表示される数値とその評価は左右されますので、すぐにだからどうだということを言うつもりはありませんが、私が移動する戸田市内のみならず、仕事で行く戸田市以外の場所で測定したり、ビルの中や屋外やいろんな場所で測定し、それらを比較してみていると、なんとなくわかることがあります。

現時点でひとつ言える傾向は「屋外でも屋内でもきちんと清掃されている場所は測定される放射線量が小さい」ということです。

当たり前といえば、そうなんですけど。だから、街中でもできるだけ綺麗に清掃されている場所を歩く、清掃されているお店を選ぶというのは間違いではないと思います。

今日は銀座を歩いていて、昨年の震災以降ほとんど清掃してないだろうと思われる路地で一定時間測った数値の平均と、いつも清掃されている路地で同じ時間測った数値の平均は明らかに違っていて、一時間当たりのマイクロシーベルトの値が0.1は違っていました。

汚い路地に入るとがいガイガーカウンターは大きな数字を計測し始め、道を渡って清掃されている路地に入るとその計測値が急に下がるという極端な違いを体験しまいた。もっとも個人的にですが。