後谷公園東南角地まちかど広場では、毎月最終土曜日の午後、戸田市役所南通りの景観と文化を育む会によるミニコンサートが開催されていますが、その場所の入口に、昨年に引き続きピンクリボンのイルミネーションが点灯しています。







今では市民が集う憩いの空間になっていますが、以前のここは入口でなく、垣根で覆われていて道から入っていくことはできませんでした。市民の方々の想いがこもった時計台がありましたが、木の成長もあって暗く、またそばにあったトイレも古くなり、立ち寄りがたい雰囲気がありました。

戸田市をお洒落なまちにしたいという神保国男市長の思いのもと、景観を大切にしたまちづくりを進めてきた戸田市が、市役所南通りの建物の高さや色彩に基準を設け、以前からあるお店に協力を仰いで道幅を拡幅し、綺麗に整備を行った後に手をつけたのが、後谷公園でした。

この付近に住む上戸田商店会の方々や市民から委員を募り、何度も検討会を行ってきました（私も委員のひとりでした）。そうして基本計画をつくり、トイレの改修、東南角地の入口の開通と整備を行ったのです。

そうしてできあがった空間が、後谷公園まちかど広場です。委員会で皆を元気づけながら、明るく、しっかりと関わってくださったのが、野の花屋＆カフェ・シバケンのオーナーだった故・安西さんでした。今でも私たちの心に、安西さんが生きています。

検討委員会は整備後に解散し、あらためて「市役所南通りの景観と文化を育む会」という市民プロジェクトを立ち上げ、この市役所南通りの清掃美化活動と音楽を中心とした文化活動を行い、お洒落なまちづくりを目指しております。




この東南角地の入口に、夜になるとピンクリボンのイルミネーションが点灯します。温かく優しい光がまちを照らすのをみる度に、私の心にも温かいものがこみ上げてきます。