2月24日の産経新聞に、昨年3月に警察庁の防犯プロジェクトのモデル地区に指定された戸田市氷川町の街角防犯カメラが記事として取り上げられていました。

プライバシーの問題などが取りざたされる街角防犯カメラですが、それで防犯効果が上がったり、安心感が広まったりするとすれば、私は基本的に賛成です。本来は、確かに声掛けや地域コミュニティの力でなんとかなるのが理想ですが、そうでないのが悲しい現状です。

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(産経新聞 2011年2月24日)

犯罪から子供を守れ、進む防犯カメラ設置

子供を犯罪から守るための防犯カメラの設置が、埼玉県内で進んでいる。春日部市は今月から、すべての市立小中学校計37校で防犯カメラの運用を始めた。また、戸田市では警察庁のモデル事業として通学路や公園に防犯カメラを設置する取り組みが始まっている。防犯カメラの設置には「監視社会につながる」などの批判がつきまとうが、導入を決めた地域の住民には「安全な市民生活のためには必要」という意識の方が強いという。(門倉千賀子)

「防犯カメラで休日や夜間の人の出入りをチェックすれば、不審者も校内へ侵入しづらくなり、学校内での犯罪も防げる」

春日部市教委は、小中学校への防犯カメラ導入の狙いをこう語る。同市内では昨年4月、市立東中学校(同市樋堀)で夜間に侵入した少年が校舎の窓ガラス約180枚を割る器物損壊事件が発生。それ以前からも市内の学校で同様の被害が相次いでおり、「校内で犯罪が発生することによる児童・生徒の心理的な負担に配慮した」(市教委)という。

カメラは外部からの侵入口となる校門などに設置、撮影した映像は1週間ほど校内で保存する。被害が発生した際には、警察への提出も可能になる。

防犯カメラを設置する小中学校は、大阪教育大学付属池田小学校(大阪府池田市)で児童殺傷事件が起きた平成13年以降、全国で増えている。県教委によると、全小中学校での防犯カメラ設置に踏み切った県内の自治体は、春日部市のほか三郷市や北本市、伊奈町など計9市町。また、県教委の昨年夏の調査では、小学校では全816校中360校、中学校では425校中192校が、21年度末までに防犯カメラを設置していたという。

町に防犯カメラを設置し子供の安全を確保しようという試みも、一部の地域で始まっている。

昨年3月に警察庁のプロジェクトのモデル地区となった戸田市氷川町には、公園や通学路などに計23台の防犯カメラが設置されている。戸田競艇場が近く、市外から多くの人が出入りする同町では、車上狙いなどの被害や、子供に声をかける不審者の出没が多かったという。

「子供への声かけ事案が減り、犯罪抑止につながっている」と防犯カメラの効果を語るのは、同町町内会の細田敏彦副会長(58)。この1年で、町民の間でもカメラで監視されているという抵抗感よりも、「安全な生活には必要」という意識が強まったという。

その一方で細田さんは、「防犯カメラを付けなければならない世の中になったことは残念」と、少し寂しそうに話していた。