昨今は活字離れや電子書籍の登場などによって、新聞や書物、雑誌などの販売数も落ちてきたとはいわれるものの、それでもこんな時代だからこそ売れていたり、人気を集めていたりするものがあるようです。

写真は埼京線車中の中刷りにあった雑誌の広告ですが、昨年あたりからこのような「魅力的な付録つき」の雑誌が売れているとか。



でも考えてみたら、私たちが子供の時分から、付録が欲しくてそのものを買っていたということはよくありましたよね。

今の若い方にはわからないかも知れませんが、私が小学生の頃にカルビー製菓の仮面ライダースナックが大ヒットしました。みな、そのスナックについていたおまけのカードが目当てだったのですが、そのうち、仮面ライダースナックを買ってカードだけとってお菓子本体は道端に捨ててしまうという現象が全国的に発生して社会問題になりました(私はあの仮面ライダースナックの甘い味が好きでした。カルビーさん、復刻してくれないかなぁ)。

私は当時、福岡県北九州市小倉区(その後小倉区は小倉北区と小倉南区に別れ私の住んでいた若園は小倉南区になりました)に住んでいましたが、近くのお店には仮面ライダースナックのカードだけほしいという子供には正規の値段20円でカードだけ販売し、カードなしのお菓子を10円で販売するところも現れました。

その後も、ハリハリ仮面チョコレートやチョコべー(どちらもおまけのシールが人気)なんかが流行りました。私が大きくなってからはビックリマンチョコも流行りましたね。

そう考えてみると、今の顧客層は子供の頃からオマケに弱い世代かも知れません。

ま、どんなオマケでもよいというわけでもなく、手頃な値段であるとか、集めていたら友達にちょっと注目されるとか、プチお得感があるとか、なにか法則みたいなものがあるような気がします。