今朝の戸田公園駅で民主党の高橋秀樹・戸田市義が政権交代とかかれたビラを配っていました。私や私の知人も受け取りましたが、高橋秀樹氏は「市長選に出ることになりましたので宜しくお願いします」と言われていました。

つい口が滑ったのかもしれませんが、出馬表明の記者会見は別として、告示前に不特定多数の公衆に向けて「市長選に出ることになりましたので宜しくお願いします」と言うことは公職選挙法に違反です。

高橋秀樹氏はその他「長期政権は腐敗のもと」「政権交代させてください」と話していましたが、仮にも市長を目指そうとされるのであれば、自分の市政ビジョンと具体的な政策を明らかにしてマニフェストを配るべきではないでしょうか。

選挙で選ばれた議員による投票で首相が決まりその首相の任命により内閣が組織され政権が運営される一元代表制の国政と違い、政策の議決機関である議会議員と議決された議案の執行機関である行政の長たる市長の両方が有権者による選挙で選ばれる二元代表制の地方政治にはそもそも政権というものが存在しません

現職の市議会議員であるからには、二元代表制の仕組みを市民に伝えることが大切なのですが、それとは真逆に「政権交代」という言葉を使うのは、地方自治の仕組みをよくわかっていらっしゃらないのか、わかっておられるのに国政が民主党政権であるイメージを利用して市民に正確な情報をあえて伝えないようにされているのか、それとも別の意図を持たれているのか、よくわかりません。

政権交代という言葉が、地方議会にはそぐわない概念であり、その言葉を現職の市議会議員さんが使うことは、本来、市長と対等である議会を市長の下位に置くという意味で地方議会の尊厳を貶めているように思います。

民主党さんにも素晴らしい方はたくさんおり、だからこそ昨年の衆議院選挙では有権者の期待を背負って大勝することができたはずです。民主党改革派の方々には私も大いに期待しているのですが、同じ民主党の中にはこれまで何をやってこられたのかをみる限りとても改革派とは言えないような方も現実には見受けられます。それでも選挙の時は「民主党」の旗印を掲げられるのは、民主党で一所懸命頑張っている方々にとっても残念なことだと思います。

■ ご参考までに