今朝の埼玉新聞と読売新聞に、今年3月に行われる戸田市長選において、現在戸田市議会議員を8期続けている高橋秀樹氏(63歳)を、民主党埼玉県連が推薦することに決めたと記事掲載されていました。

読売新聞記事によると、高橋秀樹氏は「戸田市を民主党主導の市政への転換を訴える考えを示した」そうです。

かつて、高橋秀樹氏は、戸田市を川口市・鳩ヶ谷市・蕨市に合併させようとする推進派の中核におられました。

結局、戸田市民を対象に行われたアンケートで大多数が合併反対だったのと(合併推進派が行ったアンケートでも合併反対が多かったそうです)、合併推進派の方々が期待していた「合併特例債(国が市町村合併を進めるためにある期間特別に認めたハコモノをつくるための地方債、いわゆる借金。但し今は期限を過ぎたため廃止されています)」が地方交付税を受けていない戸田市には適応されないと議会で神保市長から知らされ、高橋秀樹氏を始めとする合併推進派が総務省に問い合わせそれが事実とわかったとたんに意気消沈し、戸田市はすんでのところで合併をせずにすんだとのことです。

高橋秀樹氏がどんな方なのかは過去の一般質問を戸田市議会ホームページで検索したり、Googleなどで調べていただき、それぞれの方がご判断いただければと思います。また、高橋秀樹氏を支持される方、支持されない方、それぞれが各々のブログやホームページで意見表明されると、一般の方がそれぞれを読み比べられ、判断される良き材料になるかと思います。

あくまで以下は、私の個人的な感想です。

私の友人・知人には、かつて職場での席が隣だった長妻昭・現厚生労働大臣をはじめ、民主党改革派に属する方が何人もおられ、尊敬もしていますが、同じ民主党とはいえ、改革派とは真逆の立場におられるような方をどうして民主党県連は戸田市長候補として推薦したのだろうかと疑問に思います。党として市長の座をとるためには党員の経歴が長ければどんな人でも構わない、その市がどうなろうと構わないのでしょうか。

同じ民主党の中にもっと人材がおられるでしょうに。やはり労組の支援を受けながら8期当選という経歴が大きかったのかもしれません。

しかし、長妻さんや枝野さんであっても、選挙ではその人が地元でどんな評判の人でも民主党の候補であればその人を立場上持ち上げて応援せざるをえないかもしれません(私はそのような個人の節を曲げるような行為はみたくはありませんが)。

もしそうであれば、民主党も「これからの日本のため」といいながら、結局はその地域の市民のためというよりも、その市政がどんなものになろうが民主党勢力が勝てばよいという組織の論理が優先ということの証になると思います。

民主党が主導する戸田市政、私は嫌です。わがまち・戸田市のことは、どこか上位にある党に主導していただかなくても結構です。