昨日4月29日は、今年から「昭和の日」

先日、埼玉新聞に掲載された埼玉県坂戸市で昭和にちなんだ市民主催イベントが行われるとの記事を読んでいたので、今後の参考になるかとも思い、ちょっと行ってきました。



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戸田公園駅から坂戸駅までは、約1時間。
安く行くなら、埼京線を武蔵浦和で武蔵野線に乗り換え、北朝霞で下車。
隣接する東武東上線朝霞台駅から川越市方面の急行に乗り換え、川越から5つ目の駅が坂戸です。もちろん埼京線・川越線で川越下車・東武東上線乗換でも可能です。


坂戸駅で下車し、商店街を少し歩いたところにある商店街の駐車場が会場でした。


鯉のぼりが舞う会場です。午後1時からということで、1時過ぎに到着下のですが、結構人が集まっていました。


入口付近に掲示されていた「昭和の写真展示」です。


先の統一地方選の選挙ポスターの掲示板が再利用されています。


今回の昭和フェスティバルに協賛しているお店の一覧です。


番号も「イロハニホヘト…」を使っているところが、こだわりですね。


この会場だけでなく、お店でも協賛イベントを行っているようです。


写真パネルのとなりには「昭和のレトロ展示」


私は昭和39年の生まれですが、展示されているものはもうちょっと古いものかな。








昭和レトロの裏には昔のビールポスターが。


正直、このアイデアには驚きました!
昭和の情熱再現 ちゃぶ台返し体験コーナー」
子どもたちを前にして、お菓子などが置かれたちゃぶ台をひっくり返す体験コーナー。ひっくり返される子どもたちには「みなさん、星飛雄馬くんに拍手!」というナレーションがありました。ちゃぶ台返しといえば巨人の星・星一徹というイメージがありますよね(番組中で実際にちゃぶ台をひっくり返したのは1回だったのですが)。このコーナーを考えられた方の遊び心、流石です(しかも、星一徹がひっくり返したのは円形のちゃぶ台ではなく、四角のものでした。今回のイベントではそれも忠実に再現されていました)。


その先には「街頭テレビ」が再現されていました。もちろんテレビは白黒で、掛かっている番組は「力道山対デストロイヤー」のプロレスです。


一番奥では音楽ショーが開催されていました。午後4時からは昭和のアイドル「あいざき進也コンサート」が予定されているとのことでした。


地元の醤油メーカー「弓削田醤油」さんが、生しょうゆ搾り実演コーナーを設けられていました。よい香りが漂ってきます。


昭和の時代に売られていた2リットルビンを今回復刻販売されていました。
値段も当時と同じ値段のサービスです。


搾られポトポトしたたる生醤油です。


その醤油をつかった焼き団子も販売されていました。


会場向かって左側は物販ブースです。


坂戸に支店があるお菓子メーカーさんは和菓子づくり無料体験コーナーを設けられていました。多くの方が和菓子づくり体験に参加されていました。


この昭和フェスティバルを企画・準備されてきた地元のまちづくりボランティア団体「フレンズ21」さんです。やきそばやビザ、飲み物の販売をされていました。


地元の女子栄養大学は女学生が焼いたクッキーやケーキ、ニラ饅頭などを販売され、筑波大学付属坂戸高校は学校で採れた烏骨鶏や名古屋こーチンの卵、野菜苗などを販売されていました。若いエネルギーが溢れていました。


こちらはベーゴマ体験コーナーです。


子どもたちを対象にした紙飛行機飛ばし競争もありました。


会場隣の公園には移動動物園も来ていました。


山羊など、町中ではお目にかかれない動物とのふれあいに子どもたちは喜んでいました。


坂戸市のキャラクター「さかっち」です。


会場周辺のお店の軒先に、昭和の古道具が置かれていました。





お肉屋さんでは「昔の手造りコロッケ」を復刻販売。


ラーメン屋さんでは昔のラーメンを1杯200円で数量限定販売されていました。


市民が主体になる手作り感あふれるイベントでした。「昭和」というテーマをもとに、みんながアイデアを出しあったんだなと感じる良いイベントだったと思います。今日の新聞記事(埼玉新聞「昭和の趣を再現 市民が協力、坂戸でフェス」)(東京新聞「ちゃぶ台、箱形テレビ…3000人が雰囲気楽しむ 坂戸でもフェス」)を見ると、3000人の来場があったとか。

もちろん、他所では街そのものを昭和を感じる街並みなどにして観光客などを集めている場所もあります。また、私がよく行く東京の下町の商店街などは日ごろからレトロ感を感じさせるところがあります。

昭和の感じでは、新横浜ラーメン博物館などもそうですが、あそこは街並みだけでなく施設やお店の接客も一流。そこが形だけを真似した他の施設との差に繋がっています。

これを機会に昭和のあの時代にあった「ふれあい」「おもてなし」といったソフト面にも立ち返ることが地域活性化には欠かせない要件でしょう。

そんなことを考えながら、坂戸をあとにしました。