巣鴨地蔵通商店街レポート、今回はその最終回「巣鴨ならでは!この商品」をお送りします。


写真はおばさまたちで賑わう洋品店。このような光景、巣鴨地蔵通商店街ではあちこちで目にします。

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巣鴨といえば「赤いパンツ」
。男性用・女性用パンツのみならず、赤いブラジャー、赤い靴下を含め、赤い下着が各種と売られていました。写真は干支の絵が入った赤パン。巣鴨のマルジさんはインターネット販売にも力をいれているようです。


文具店さんの店先では往年のスターたちのブロマイドが売られています。淺草の新仲見世通りにも支店があり、日本で唯一スターのプロマイドを出版している会社・「マルベル堂」さんのプロマイドです(マルベル堂さんでは「ロマイド」ではなく「ロマイド」と表記されています)。


続きです。若き頃の北島三郎さん、力道山、デビューした当時の山口百恵さんや吉永さゆりさんのプロマイドもありました。


先ほどの赤パンのマルジさんでは、「もんぺ」も売られていました。


雑誌「散歩の達人」で紹介されたとのこと。全身マルジグッズで決めたら、「チョー肌がすべすべ!」「腹がマジあったか〜い!」そうです。


こちらは通りにあるカラオケ屋さん。5時間遊んでお一人2000円の「昔の唄の店」だそうです。


この「昔の唄の店」のメニューです。カラオケ、軽食、お酒・ビール、と読み進んでいくと、「ノスタルジー」「お友達」「昔話」「明朗会計」「同世代」「昔の映画」「昔の歌手」とあり、にやり!としてしまいます。


金物屋さんでは、折りたたみステッキが売られていました。


とげぬき地蔵尊・高岩寺の近くにある不動産屋さん。右側のランプがついている部分にある「お客様へ」というところには、「当店は、四拾歳以上のお客様にお住まいと投資物件のご紹介を専門に行っております。 店主」と書かれてありました。

3年前に巣鴨に行ったときは、「40歳以上か、うんまだ僕はお呼びじゃないや!」と思っていましたが、今はすでに対象になっています。


さて、4回に渡って巣鴨のレポートをお届けしてきましたが、いかがでしたでしょうか。今回は4つの切り口から迫ってみましたが、いずれにせよ巣鴨が主要ターゲット層を明確に意識して、その方々がどうすれば気持ち良く楽しくなれるかを追求することで、この街にたくさんのお客様を呼び込むことができているのだと思います。リピーターの方々も多く、毎月4日、14日、24日に開催される縁日には特に賑わう通りになります。今回紹介しませんでしたが、すぐに座ることができるイスを店頭・店内に配置していることや接客をする従業員もお客様にあわせて中高年の方々を中心にしていたり、食べ物屋さんは店の中を外から見ることができる(お客さんが入っているという安心感を見せることができる)など、お客様に「安心」を感じさせるいろいろな工夫があります。

どうぞ、一度、巣鴨を歩いてみて下さい。きっと何かのヒントを得ることが出来るでしょう。

... 今回のレポートはこれでおしまいです。