ちょっと出張だったもので、今日は小ネタ紹介させてもらいます。

写真を整理していたらこんなものが出てきました。

これは昨年の年末の帰省の旅の途中、香川県で、あるさぬきうどん製麺所に目指して車で走っている途中に見かけた道の駅(当時はまだ建設中)でした。

こんな山の中に、なんでセスナ機が?

近づいた私はそこに「世界初飛行....」の文字を見つけたのでした。



あれ?世界で最初に飛行機を飛ばしたのはライト兄弟だったのでは?

そう思ったのもつかの間、その「世界初飛行...」の後にはこう書かれていました。



「世界初飛行原理着想の地」

ええええええ! そうだったのか!
知らなかった。日本人が最初に飛行原理を着想したのかぁ!と、思いつつ、でも「世界で最初」に「飛行原理を着想」したって、どう証明するのかな?って疑問も抱きました。

その後、香川での讃岐うどんのはしごを無事終えた後、淡路島の鳴門大橋を渡り、本州にはいり、宿は京都でしたが、その時にネットで検索して調べました。

すると、ライト兄弟が飛行に成功する12年前(1904)に、二宮忠八という方がカラスをみて翼が空気を受け止めるよう上向きに曲げられていることに気づき、カラス型模型飛行器を完成させ、丸亀練兵場で約30メートル飛ばしたらしいことがわかりました(こちらのサイトにはもっとこの地域の写真があります)。

Wikipediaでの二宮忠八さんの記述では、どうやら世界で最初に着想という点については異論があるようですが、それでも二宮忠八さんの名前は研究者たちに認知されているそうです。郷土の偉人を記念する場所、こんなところを偶然知ることが旅の楽しさでもありますが、どうせならセスナ機でなく、二宮忠八さんが飛ばしたというカラス型飛行器をこの道の駅「もみの木パーク」の記念碑につけてほしかったと思いました

 関連情報 道の駅空の夢もみの木パーク
      塩入温泉