戸田競艇に場所を移した「戸田市ふるさと祭り」。

私は子どもたちが行くお祭りを公営ギャンブルの場でやるべきではないという考えから、このブログでは積極的に広報しないという立場を持っていますが、そうかといってブログで皆さんに向けて書いた以上、現場を知らずに批判するのは嫌なので、昨日は観客ではなく清掃ボランティアに身を投じてきました。

清掃ボランティア身分証明書

清掃ボランティアは、会場のいくつかの地点に設置されているゴミ箱に1人清掃ボランティアがはりつき、分別されていないゴミがあれば分別し、また一杯になったら新しいゴミ袋と取り替える作業です。1時間でこのゴミ袋が2つくらい満杯になります。

ゴミ箱

ゴミ場所管理、ゴミ拾いのボランティアをやりながら感じたことは、ゴミに関して言えば分別場所にボランティアがはりつくことで、皆さんはきちんと意識してゴミを分けて捨ててくれます。中にはやはり人がいてもカンを捨てている袋に紙コップを平気で捨てるあんちゃんもいましたが、4時間の間に3人くらいでした。

ただし、ふるさと祭りのゴミの分別も戸田市の通常のゴミの分別と違い、「燃えるゴミ」「ビン」「ペットボトル」「カン」となっていて、ビニールゴミなど通常「燃えないゴミ」になるものをどこに捨てるか迷う方が続出でした。会場ではこれも「燃えるゴミ」と一緒になります(おかしいと思うので、とだわらび青年会議所の方に申し上げました)。戸田市のゴミの分別は細かいのですが、ふるさと祭りでもそれに倣ってきちんと分けると通常のゴミ分別の練習にもなるし、ついでに、市が毎年配っている分別ポスターを貼って啓発活動を兼ねてやるという方法もあるのにと思いました。

ゴミをもってくる子どもさんたちには、つとめて「ありがとう!」というようにしました。子どもさんもにこっとしてくれて、それはそれで良かったのですが、親御さんの中には遠くから投げ入れるかたも少なからずおられて、そうなると子どもさんもそれに倣うのです。親御さん、子どもさんの目を意識してもらいたい!と思いました。

また、会場で「喫煙場所はどこなのか」と尋ねられることも多かったです。戸田競艇場では場内禁煙のはずなのですが(実は私も知りませんでした)、競艇という場所がらみなさんそうは思っておらず、またその辺りのことが周知されていないようで、喫煙者の方はところかまわず吸われていました。もちろん、子どもたちが多くいるところです。そして、当然灰皿がないものですから、吸い殻はそこらへんにポイ捨て。私もずいぶん吸い殻を拾いました。中には小さな子どもさんがいるのに、両親ともに喫煙者で子どもの目の前でスパスパ吸って、煙が子どもさんにかかったり、火の近くに子どもさんの顔があっても平気な顔をしている。こんな親御さんに育てられた子どもさんはそれを当たり前と感じるようになるのではなかろうかと少し憂鬱になりました。

清掃ボランティアとして、ゴミ箱にはりつくだけでなく、周りに捨てられている路上のゴミも努めて拾うようにしました。少なくとも目の届く範囲には路上ゴミは落とされたままにしておかないぞという気持ちで臨みました。すると、不思議なことに、周りに座ってモノを食べていたかたも食べ終わったらそこに残したままにせず、必ずゴミ箱まで持ってきてくださるのです。ニューヨークの地下鉄のブロークンウィンドウ効果のように、やはりゴミ箱周辺を綺麗にしておけば、皆さん綺麗に捨てる意識が生まれるような気がしました。逆にゴミ箱でない場所にゴミが置かれているのをそのままにしておくと、そこに他の方がどんどんゴミを置いていき、ゴミの山ができあがります。怖いものです。

ところで、ふるさと祭りの感想ですが、また改めて報告させていただきたいと思います。結論から言えば、参加された方は喜んでいた、水辺の空間も気持ちよかった、ただし、戸田の「ふるさと」祭りの会場として競艇という公営ギャンブル場を子どもに親しませるのはやはり賛成できないという想いを改めてもちました。有名選手や優勝カップが並べられサイン入りの団扇が配られていたり、大きな野外ビジョン、室内のモニターにはPR用のアニメーションが午後8時まで流されていました。また競艇のマスコット(着ぐるみ)も、子どもさんに愛想を振りまいていました(子どもさんは喜んでいましたが)。離れた野外会場で流し踊りなどのイベントが開催されていても、その放映はせず、競艇のPRオンリーです。

今年は市制40周年ということで、大型ビジョンでは戸田市の歴史を見せるとか、昨年のふるさと祭りからの1年間の市の主な動きを見せるとか、市内各所の紹介、町会の案内など、「ふるさと」まつりというテーマに沿った映像にすればよいのにと思いましたが、やはり会場を借りているという貸し借りがあるからか(貸し借りがあるかは知りません)、競艇のPRが強く目立った屋内会場でした。また、屋外で行われる地域のイベントと競艇場の屋内会場とが分離されていました。ふるさと祭りという一体感に欠けていたような気がします。

サイン入り内輪を配る競艇選手

競艇の大型ビジョン


いっぽう、とだわらび青年会議所の一部の方や戸田市のコミュニティ推進課の方も清掃ボランティアに参加されていました。市議会議員としては、えんどう英樹さん菅原ふみひとさんも精力的にボランティアをされていました。彼らは事務局の仕事もされていたのでことさら大変だったと思います。その他、清掃活動に従事され遅くまで残っていらっしゃったスタッフの方々には頭が下がる思いでした。もともと、私は、友人でもある市議のさいとう直子さんが毎年ふるさと祭りの清掃ボランティアに人知れず身を投じている姿(今年もですが)を知っていたので、今回自分もそう関わろうと思ったのですが、そんな姿勢をもつ議員が当たり前になる日がくることを期待します。

最初は1時間くらいと考えていた清掃ボランティアでしたが、次から次へゴミが出てくる現状の前で、結局17時半から21時半まで4時間やっちゃいました。担当のゴミ箱周辺にはりついていたので、テキ屋さんや屋台で食べ物を買うということもなく(最後にお茶だけ買いましたが)、祭り自体も最初に担当のゴミ箱に向かう時に歩きながら眺めただけでしたが、ボランティア活動自体には大いに楽しんで参加できました。沢山の方々に「ありがとう」といえました。「ありがとう!」を笑顔で連発していると、言っている本人自身の気持ちが浄化されていくようです。終了後、地域通貨「戸田オール」をいただきました。

ボランティア証明書と地域通貨戸田オール