シャンソンを歌っていた頃の林冬彦偶然本棚のところから、昔の写真がでてきた。

嘘だと思われるかもしれないが、26歳の頃の、私である。

とはいえ、普段の写真ではなく、当時、京都で習っていたシャンソン教室(栗崎博光ボーカルスクール)の発表会の舞台裏で撮影したものである。

この時に歌ったのは「巴里野郎(パリ・カナイユ)という歌だった。

 巴里野郎 古びた都の街角
 流しのアコーディオン、うるさく響くよ
 メトロの中ではギャングの手下が
 手ぐすねひいてる無頼な都さ
 だけど 誰でも巴里が大好きさ
 セーヌの流れは今も変わらずに
 心と恋とを浮かべて流れる
 小粋で浮気で楽しい 都 巴里

 巴里野郎 ネオンのまたたく裏町
 あばずれ女や 酔いどれ紳士が
 酒場に集まり グラスとトランプに
 溺れて 疲れて わめくよ 騒ぐよ
 だけど 誰でも巴里が大好きさ
 セーヌの流れは今も変わらずに
 心と恋とを浮かべて流れる
 小粋で浮気で楽しい 都 巴里

 巴里は いつもは 素敵な街だが
 一皮むいたら 冷たい街だよ
 売れない詩人や 三文絵描きが
 お腹をすかせて ため息ついてる
 だけど 誰でも巴里が大好きさ
 セーヌの流れは今も変わらずに
 心と恋とを浮かべて流れる
 小粋で浮気で楽しい 都 巴里

 巴里には 乞食や ギャングもいるけれど
 素晴らしい世界の憧れ メ・セシボン

ブログを書きながら、つい歌ってしまった。

今でも道を歩きながら口ずさむ時がある。
また、講座の動きにシャンソンの振り付けの動きの影響が残っている。

懐かしい想い出である。