昨日、イトーヨーカドー錦町店に寄った際、野菜売り場を覗いてみた。

すると、「顔の見える野菜シリーズ」として、いくつかの野菜に、似顔絵と名前、そして携帯で読みとるQRコードが記載されたシールが貼られていた。今まで生産者の写真が売り場に貼られていたのは見たことがあったが、このように携帯で詳しい情報を見れるようになっているのを実際に見るのは初めて!

思わず、顔の見える野菜シリーズのピーマンとキャベツを購入し、自宅に戻ってから携帯でアクセスしてみた。

ピーマンの袋にはこんなシールが貼ってある。袋のシールのQRコード(2次元バーコード)を携帯で読みとると、関連情報の掲載アドレスが!
携帯からアクセスするとまず農家さんの写真がでてきた。さらに詳細情報をクリックすると、生産地や生産者の詳しい情報が出てきた。

(詳細情報に記載されていた内容)

「私が作りました。」
茨城県
須之内俊一さん

「こんな名前(品種)」
京鈴

「ここがいいところ」
砂丘地帯の砂土を利用し、品種選びも厳選しています。にがみ・えぐみの少ないピーマン栽培です。

「こんな風に食べるとおいしいですよ。」
サラダ、天ぷら、炒め物、焼と色々料理に使えます。家では炒め物の具材に使っています。

「ここで作りました」
茨城県
神栖地区

「こういうところにこだわりました」
化学肥料、農薬を減らして、ミネラル分の不足を追加しています。土、体に優しいピーマンです。

「こんな農家です。」
ピーマン作りを始めて、20年以上になります。美味しく喜ばれるピーマン作りを心がけています。

「私が栽培管理しました。」
須之内俊一
茨城県神栖地区

「私が管理方法や情報を確認しました。」
岡村雅樹
茨城県笠間市押辺2124-53
0299-45-8786

なるほど、このような情報がわかるわけだ。

昨日5月29日に「改正食品衛生法」が試行され、全ての食品を残留農薬の規制対象にする「ポジティブリスト制度」(一定基準を超える農薬を検出した農産物や加工食品は輸入物を含め流通が禁止される)が始まったが、この法律の施行により流通する農産物に関しては生産者の特定が求められることから、今後もこういった生産者情報を公開する動きはますます広がると思われる。

また「美味しい!」と思ったら、その農家さんの生産物を選んで買うといった動きも広がるだろう。ちなみに、須之内俊一さんのピーマンは歯ごたえもあり美味しかった。