東京池袋の執事喫茶
先日、産経新聞を読んでいたら「執事カフェでお姫様気分」という記事が目に入った。東京・池袋の女性向け書店やアニメショップが集まる通称「乙女ロード」に開店したその執事喫茶スワロウテイルは、清潔感と気品、本物志向のアフタヌーンティ、英国屋敷風の徹底した演出がウリの女性向けカフェで、人気沸騰中だとのことだった。

インターネットで検索してみると、この執事喫茶の企画ブログホームページが見つかったが、ブログを読むと、企画者は女性で、ブログでこんなカフェをつくりたいという構想を語っているうちに現実化したようである。また、お店は予約制だが、ホームページの予約をみると、すでに5月はすべて予約済みで、6月も空きはあまりない様子(5月8日現在)。ホームページにあるブログには執事たちが日誌を綴り、お嬢様たちとの心のつながりを演出しようとしている。すごいなぁ、徹底しているなぁと、ただただ感心するのみである。

記事によると、執事に本名や以前の仕事、年齢などを尋ねてはいけないことになっているようで、仮に尋ねても「ご幼少のみぎりよりお仕えしていますので、お嬢様は知ってらっしゃるのでは」と切りかえされてしまうとのこと。また、80分間の接客時間が終わると「お嬢様、乗馬のお時間でございます。白馬を用意いたしました。門限には遅れませんように。いってらっしゃいませ」と見送られるそうである。

このような企画は女性の発想のほうが優れているような気がする。世の中になかったものを最初に創りあげる、その姿勢を見習いたい。