やってみて
言ってきかせて
させてみて
誉めてやらねば
人は動かじ

帝国海軍山本五十六元帥の言葉である。

山本五十六は新潟県長岡出身。戊辰戦争の際、維新政府と会津藩を盟主とする奥羽列藩同盟の間で武装中立を貫こうとしつつ夢破れた長岡藩総裁・河合継之介を補佐した家老・山本帯刀の家名を継いだ。

欧州での軍縮会議でアメリカとの対立をギリギリまで回避しようと努力しつつも、ナチスドイツとの連携を進めようとする国内勢力から足を引っ張られ、夢破れる。後に帝国海軍司令官として戦いの総指揮官となり戦に散った姿が河合継之介・山本帯刀に被さる。

山本五十六の言葉には重みがある。自分自身の肝に銘じたい。