紀子さん今から16年前の日本心理学会での一こま。

会場は東京女子大学(東京都杉並区)。
「生と死に関する意識構造の研究」という共同研究を仲間とともに発表した。

写真は東京女子大学の生協食堂。私自身は25歳。若いし、痩せている!

前日の発表で、発表者となった私の前に、紀子さんは座られていた。会場となった教室にはたくさんの人。もちろん、みんな紀子さん目当て。でも、私は紀子さんだとは知らなかった(紀子さんは婚約を発表された後だったが、まさかそんな方が来られているとは思わなかったし)。自意識過剰な私は、あれ私たちの発表って注目されているのかな?程度にしか思っていなく、特にあがることなく、よし、目の前でにこにこ笑っているこの素敵な女性に笑ってもらおう!と、紀子さんを意識しながら、時には身振り手振りを加え、時には歩いて話の間をとり、関西弁を交えながら発表を行った。結果、紀子さんにはとても受けたようで、よく笑われていた。

その夜、大学院の先輩たちと宿に戻り、そこで初めて昼間の女性が紀子さんだと知り、びっくり!同じゼミの先輩(インドネシアからの留学生のウガ・プルチェカさん)が紀子さんと写真を撮られたと聞き、あぁ僕もあの時に気がつけば!と思っていたら、翌日のお昼の学生食堂で紀子さんと再会!

紀子さんが食事を終えられて食器を戻されに来たときに、私は意を決して紀子さんに近づいて行った。

「昨日は発表聞いてくださって、ありがとうございました」と声をかけた瞬間、さっと身構えるSPの方々!紀子さんのそばにご学友のように寄り添っていたのは実はSPの方々だった。運良く紀子さんが私を覚えてくださっていて、お話しすることができたのであった。

私は学会発表の時よりも緊張してしまって、紀子さんがさげにこられた食器トレーを持たれたままであることに気がつかず、途中で気がついて「あ!ごめんなさい!気がつきませんでした」と、その後、食器トレーを受け取った。

紀子さんとは半年後に筑波大学で行われた日本社会心理学会で再会することになるのだが、その時の話はまたいずれ。