8dd1d9a5.jpg福岡市早良区西新(にしじん)にある西新商店街は私が修猷館からの帰りによく立ち寄った場所である(私の商店街に対する想い入れは案外こんなところがルーツになっているかもしれない)。

その商店街の中、城南線と交差する辺りに、「ホークス神社」がある。

これは私設応援団(たぶん商店街)が作った神社であるが、沢山の方が参拝していた(跡があった)。

ホークスが福岡にしっかり根付いているのを見て取れてうれしかった。

思い起こせば私が小学校の時、クラウンライター・ライオンズが西武に買収、所沢に持って行かれ、福岡にプロ野球の球団がなくなってしまった。

その後、10年あまりを経て、私が大学院生の時に、関西の阪急ブレーブスがオリックスに、南海ホークスがダイエーに買収され、そのダイエーが「福岡ダイエーホークス」として福岡にやってきたのだ。

故・根本睦夫氏の尽力により、地元密着型の球団経営が図られ、その後、根本氏により、王貞治氏が監督に招へいされ、王イズムの浸透とともにホークスは常勝球団へと成長した。

私は王監督のファンである。

子どもの頃のヒーローであり、また福岡に喜びをもたらしてくれた恩人である。

基礎を築く期間、チームの成績は低迷し、心ない一部から罵声を浴びたり生卵を投げられたこともあった。「世界の王」にとってそれはどんなにか屈辱的なことだったであろうか。

しかし、彼には強くなるチームの姿が見えていた。そして絶えず挑戦しつづけた。数年後、その想いと行動力がチーム全体に浸透し、日本一の栄冠を手中にした。

私は泣いた。
福岡中が歓喜の涙で濡れていた。

私は真のリーダーの在り方を王監督の中にみる。

昨晩、王さんへの感謝の気持ちも込めて、ホークス神社の鷹のご神体に手を合わせた。