光の国のココちゃんトトちゃん戸田の元気研究所の仲間であるさいとう直子さんは戸田市の市議会議員である。

もともと日テレ(ズームイン朝)や千葉テレビ(おじゃまします街角クイズ)、テレビ埼玉(常磐6丁目)などのレポーターとして活動していた彼女は、ある仕事で、現市長のインタビューを行ったことがきっかけになって、市長の政治姿勢に感銘を受け、その後ご縁あって市議に立候補、戸田市議会において初めての無所属の女性議員としてトップ当選を果たした。今年の選挙でも2期連続トップ当選だったが、その背景には、議員になって以来欠かさず続けている議会後の駅立ち報告やホームページでの情報発信等の市民への情報提供や、なによりも現場をみて考える姿勢、年間フルに政治の仕事に邁進する地道な活動があったと思われる。

彼女と知り合ったのは約12年前。私がまだ(株)日本能率協会総合研究所の研究員だった頃である。当時、日本新党の結党を機に政界再編が起こり、新しい政治への期待が日本中に広まっていた。その時、私を含め30歳前後の同世代を中心に集まり、それぞれのネットワークを通じて第一線で活躍する先達者をお招きし、月1回一般の方々も参加できる講演会(私たちにとっては勉強会)を開催していた。これから社会の中心にすすんで行く自分たちを自分自身で鍛えたい!そのためには自分の仕事だけでなく幅広い分野の経験を吸収し、また第一線の人物と出会うことで自分たちの未熟さを実感し、より成長への意欲を高めていきたいという想いに溢れていた。幕末の英傑・坂本龍馬氏にあやかりたいという想いから「Ryoma倶楽部」と名付けたその会に、私も彼女も参加していた。会の活動はすでに休止しているが、そのときの仲間は今でもそれぞれの仕事で頑張っている。

ところで、今年の戸田市議会で、斎藤直子さんは「自主防災組織」について一般質問を行った。「自主防災組織」、戸田市においては結成率100%だそうだが、この組織の活動についての市民の認知はまだまだ低いかもしれない。首都圏を襲う巨大地震の可能性が危険視される昨今、少しでも早く市民に幅広く自主防災組織に参加してほしいとの想いから、彼女はホームページで「光の国のココちゃんトトちゃん(前編)(後編)」というフラッシュアニメを公開した。架空の物語ではあるが、自主防災組織とまちづくりの関係が楽しみながらわかるようになっている。この制作も彼女の政治姿勢とまちづくりに対する想いに共感した彼女のかつての仕事関連の方々のご協力により現実化されたそうだ。

政治家のホームページというと「自己PR」が中心になっているものが多いが、あくまで戸田市民への情報提供という姿勢を貫くあり方には、戸田市民のひとりとして頼もしく思っている。今回のアニメにしても、子どもさんやお年寄りの方をふくめ、楽しみながらわかってほしいという意図が背景にある。

戸田市民であってもなくても、このアニメは参考になる。
どうぞ、ご覧くだされ。

斎藤直子ホームページ http://naoko-sai.to