ひと頃に比べると、JR東日本エリアで販売される駅弁の種類が豊富になってきた。なかでも期間限定や地域限定のお弁当が増えている。
うる覚えで申し訳ないが、確かその走りは上野駅の駅長さんが考案した「故郷の味・上野弁当」だったような気がする。
上野駅は東北本線の終着駅で、東北から東京へ働きにきた人たちにとっては上京や帰郷に際して格別な思いいれのある駅だった。
「故郷の 訛りなつかし 停車場の 人ごみの中に そを聴きにいく」というのは岩手出身の歌人・石川啄木の有名な短歌であるが、この停車場というのは上野駅のことだった。
駅長さん自身、就職で上京された方で、その時の想いをもとにその駅弁を考案されたそうである。
この駅弁がヒットした。
それ以降、地域名を冠した駅弁が登場することとなる。
大宮弁当にしても、しかりである。包装紙には大宮駅の開業時の地図と歴史、大宮駅が登場する地理教育鉄道唱歌の一節が書かれている。
浦和に浦は無けれども
大宮駅に宮ありて
公園ひろく池深く
夏のさかりも暑からず
中山道と打わかれ
ゆくや蓮田の花ざかり
久喜栗橋の橋かけて
わたるはこれぞ利根の川
(地理教育鉄道唱歌第三集より抜粋)
なんだか格調高いお弁当を食べたような気がしてきた。
今日は金沢でISICOバーチャルショップ道場の4回目。
福岡の実家から取り寄せたあるものを使ってメールマガジンを作るにあたっての発想法を学んでいただく。
よ〜し、気合いが高まってきた!
コメント
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よろしくお願いいたします。
お待ちしてま〜す(^^v
いつも遠くから…ほんと感謝です☆
食べ物ネタについつい食いついてしまいました。
先生が地元の駅弁をプロデュースするとしたら、
どんなお弁当ですか??やっぱり明太子かしら。
今日の日経MJに、「ふくや」さんが出てましたよ。
九州の会社はお互いノウハウを教えあう、って
やっぱり暖かい地方の方は、大らかなんですね。
北陸人も見習わないと、です。