「市長は、告訴するのでしょうか」

この時点での私は、市長の真意を、まだ知らずにいました。(今も、とも言えますが・・・)

「絶対に告訴すると言っていました」と刑事さんは、淡々とした口調ながら、きっぱり、即答でした。

あいまいに告訴するかしないかではなく、菅原さんは、絶対する気でいるようです、という刑事さんの言葉に、「現役市長が、自分の弁護士を伴って来たということは、もう弁護士案件なんだな」と思い知らされました。


・・・こうして当時(1年半ほど前、昨年の2月)のことを振り返って書いてみると、あの時の気持ちが思い出されます。

社会的な強者が威圧的な手段として行使する、スラップ訴訟についてはニュースで知っていましたが、「威圧的」とは実際どういう感じなのか、相手にどういう心理的な効果を与えるのかを、自分はこれまで、「頭では理解してはいたものの、本当に理解していなかった」と思いました。

私は議員ですから、市長とは当然のことながら何度も会い、言葉も交わし、普段の市長の人となりを、それなりに知っています。けれども、もしこれが本当に一般の方で、突然、前触れもなく「市長から訴えられた」と警察から知らされたら、一体、どういう気持ちになるのか・・・。

自分がその対象となって、初めて、現実のものとして、腹の底から、理解できました。


自分も、弁護士を探さなければならない、と思いました。「書類送検は、罪があるから行うわけではありません」という刑事さんの言葉に安堵しながらも、黒いしみが心にどんどん広がっていく・・・そんな感覚で、覚悟をもって議員になったとはいえ、覚悟をさらに深くしなければいけない、と思いました。


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