おはようございます。🌼🌼🌼


本日の戸田市は曇り。夜半に小雨。最高気温は17度と、昨日よりもいっそう高原みたく涼しい気候になる予報です。先週30度近く気温があったことを考えると、風邪をひきやすい気温ですので、どうぞ体調管理にはお気をつけください。



ところで、「本をたくさん読め」という言葉と「あまり本を読みすぎるな」という言葉、どちらに賛同されますか。


一見、相反するように思えるこの二つの言葉、私が大学生の時に、ゼミの先輩から言われた言葉なのです。



大学に入って最初の2年間は教養課程。これが3年生になると、専門過程を選び、指導教諭を選んでその方のゼミに所属することになります。


私が志望したのは「社会心理学」のゼミ。私が入った社会学部の当時の一番人気はマスコミ学、ついで臨床心理学でしたが、私は大学入学前に母を末期がんで失ったことから「死にゆく患者の心理」を扱う学問を学びたく、入学した頃から社会心理学を選ぼうと決めていました。



心理学は、ざっくりいうと、目に見える「行動」という現象を引き起こす心の法則を見つけようとする学問です。


法則をみつけだすためには、対象となる現象をじっくり観察して、そこにあるだろう目に見えない心の法則を考えます。考えた心の法則(仮説)が正しいかどうかを、調査や実験によって確かめていくやり方をとります。



たとえば、電車に乗ったときに、長いすのどこから席が埋まっていくかを観察すると、たいていの場合、真っ先に埋まるのは端っこの席だとわかります。そういう行動は、人間のどんな心理からひきおこされるのだろうと考えるのが社会心理学です。



電車の長椅子では先ず真っ先に端っこの席が埋まる現象、その理由は、少しでも不安になりにくい場所を選ぼうとする人の心理から説明できます。



人は誰でも体のまわりに「パーソナルスペース」と言われる心理的な縄張りを持っていて、その領域に人が侵入すると不安を覚える傾向にあります。


動物のなわばりは物理的な範囲が決まっていますが、人間のパーソナルスペースは心理的なもので、相手との人間関係(親密度)によって狭くもなれば広くもなります。


電車の席に座ったときに、家族や親しい友人が隣に座って顔を見合わせても平気ですが、見ず知らずの人が隣に座って顔を見合わすと気まずく思われるのではないでしょうか。


電車の場合、端の席は、どちらか隣に人が座る恐れがないために、その他の席よりもパーソナルスペースが侵害されず不安になりにくい場所ですので、人はまずそこから選んでいく傾向にあると説明されるのです。


社会心理学はその研究結果がいろいろな現実社会に応用されていますが、いずれこの話題をテーマに書くこととして、本題に戻します。



心理学はもう何世紀も前からある学問ですから、多くの方が、心の法則を見いだしてきました。ですから、自分がある現象に注目した時に、同じ現象に注目した過去の研究を調べることから始まります。


関連する文献を調べて、自分が解明したいと思っていることは既に誰かが取り扱って法則を見いだしたものではないかとか、過去に扱った研究でまだ解明されていない部分を自分が取り扱おうとしているかどうかなどを調べるのです。


その時に言われたのが、「本をたくさん読め」という言葉と「あまり本を読みすぎるな」という言葉でした。



「本をたくさん読め」というのはわかります。でも「あまり本を読みすぎるな」というのはどういうことなのでしょうか。



先輩が言われるには、本を読みすぎると、他人の意見や考えをあたかも自分の意見や考えのように思い込み、わかったように錯覚してしまう。大切なことは、「自分で考えること」「自分ならではの発想をすること」「独創性」である、ということでした(ここでいう「本」は文学など想像力を育てる本のことでなく、文献などの学問書のことです)。


目に見える他者の考えはその人が思考した結果のものであって、それをたくさん知っても、目に見えない部分にある思考の過程を自分で体験していないだけに、それは表面的な理解に過ぎない。


他者の見方や考え方は参考にはなるけれど、間違ってもいいから自分で考えることが重要。


つまり、沢山の情報を知っていてもそれは賢いとは言えない。自分で考えること、独創性(オリジナリティ)を意識すること、これが重要だということでした。「あまり本を読みすぎるな」というのはそのような教えでした。



大学でのゼミが始まってから大学院を出るまでの4年間、そのような思考が求められる環境で過ごしました。ゼミの度に、先輩方から重箱の隅をつつかれるように厳しいご指摘をいただき、正直、楽な大学時代ではありませんでしたが、今から思えば、他者の考えをそのまま鵜呑みにしない、現場を体験し様々なことを感じながら自分で考えるという姿勢は、社会人になってからずいぶん役に立っています。


私たちが生きているインターネット時代は「情報過多」時代でもあります。FacebookにもTwitterにも様々な情報が溢れています。だから、わかったつもりになりやすい、人の考えを自分の考えと錯覚しやすい、そんな危険がある時代でもあります。


多くの情報は参考にはなりますが、世の中の流れがどう動いていくのか、その中で重要なことな何なのかを掴むためには、情報を得ても自分で整理し、自分で考えてみることが必要なのだと思います。



ここまで長文をお読みくださいまして、ありがとうございます。

 

今日も心明るく元気にいきましょう!


そしてできれば周りの方に優しさのお裾分けを。医療従事者の方々に、ライフラインを守ってくださる方々に、敬意と感謝の気持ちを。🥰

 

私はこの後、午前9時から開催される戸田市国際交流協会TiFA編集会議(オンライン会議)に参加します。今日はオンライン会議が3つあります。

 

困った時はご相談ください。

大丈夫。市議会議員が力になります。✨✨

 

本日もよろしくお願いいたします。😊😄😉


(写真は戸田市役所西側の後谷公園の池に咲くアヤメです)


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