昨日、戸田市文化会館大ホールで開催された「戸田市小・中学校児童生徒プレゼンテーション大会」を参観いたしました。

戸田市の全小中学校が参加したプレゼンテーション大会、どの学校の子どもたちの発表も素晴らしく、印象に残りました。

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◆ 小学生の部

仝妖賃萋鷯学校6年
 「アレルギーでもニコニコに」
 アレルギーに慣れていくために必要な「負荷試験」を外来実施している医療機関が戸田市には少ないが、この問題については子どもたちだけでは実現できないので、戸田市にも協力いただきたいという提案がありました。状況を調べた上で、戸田市としても取り組んでいくに値すると思いました。

⊃形松学校6年
 「卒業プロジェクト」
 体力強化を目的に、伸ばしたい能力に対応する運動ゲーム(しかも「ルールがわかりやすい」「参加しやすい」等の条件あり)を検討した結果、ドッジボールを改良した「戦闘中」ゲーム、「風ボーリング」ゲームを考案。試行錯誤の中で見つかった欠点を克服し、グレードアップさせるとともに、その普及を図るため「新曽小まつり」でも実施を図るという具体的な活動に感動しました。

H谷本小学校5年
 「2020年東京オリンピック〜ぼくたちにできること〜」
 56年前の昭和39年に開催された東京オリンピックの際の美谷本小学校の様子とその当時に東京オリンピックに向けてどんな応援活動をやったかを、郷土資料や学校の資料、当時を知る人へのインタビューなどを通じて調べ上げるという地道な活動に感動。それらを踏まえて、あらためて清掃活動や花植などを通じて、おもてなし活動に取り組みたいという意向を表した発表に感激しました。

ず目小学校6年
 「台風被害から考える私たちの防災」
 昨年の台風19号での被災体験が動機になって、戸田市ハザードブック(マップ)から、万が一の荒川堤防決壊の際に備えるべく、高台避難ということで、北戸田のイオンモールに注目。その駐車場が台風19号の際に避難場所として開放されたことを、皆に知らせるために学校で情報共有活動に取り組んだことが報告されました。子どもたちがそのように動いてくれれば大人達も動いてくれます。ありがたい活動だと思いました。

ジ妖津貍学校6年
 「戸田市発!新ランドセル誕生」
 戸田市の小学生のランドセルは重すぎる!なんとかしたい!という問題意識を冒頭に発表。戸田市の小学生の日々の荷物をいれたランドセルの平均重量は約5.5キロという現状をもとに、これが熊本産すいか1個分に相当することを示し、年間200日、1日に20分、熊本産すいかを運んでいると示した問題提起に会場がうなりました。その状況を踏まえ、荷物が少しでも軽く感じるためにどうしたらよいかを検討し、重心に注目。ランドセルの中で荷物ができるだけ背中側にそうように「ランランボックス2号」という段ボール製の箱を考案。その作り方なども公開されました。しかもQRコードを用意してスマホでもそれを見ることができるように用意。このプレゼンテーションが堂々の金賞受賞となりました。iPhoneの製品発表を行ったスティーブ・ジョブスのプレゼンをみたような強烈な印象でした。驚きでした。

Ω妖墜郛学校6年
 「働くとは」
 自分たちは働いたことはないから、まず「働くこと」を体感することからやってみようと、学校で学んでいるプログラミング学習を活かして、小学1年生が困っている問題の解決に役立つゲームプログラムを作るという仕事にチャレンジ。調査から小学1年生が「引き算」を苦手にしていることに注目し、引き算能力が身につくゲームを開発、小学1年生に提供したという報告がありました。そしてこの開発体験から、人が困っていることを解決しようとすることの大切さ、また仕事を通して得られる「幸福感(ユーフォリア」が重要であることを実感。その過程をうまくプレゼンしていました。まず現場で体験するところから発想するという姿勢を小学生がもったことに感動しました。

Т鄲小学校6年
 「未来を自分たちの手で」
 学校で学んでいるプログラミング学習を活かし、「未来のおもちゃ」を自分たちでつくる「たんぽぽプロジェクト」を実施。その過程を通して「協力・失敗は成功のもと」という実感をもったことが発表されました。みんなが取り組んだその動きそのものが、未来に繋がる大きな力になるという思いを参観してもちました。

┷目東小学校6年
 「戸田市まちづくりプロジェクト〜戸田市を水害から守ろう〜」
 昨年の台風19号での被災体験をもとに、避難行動に関するアンケート調査を実施、その結果を踏まえて、水害避難をテーマとした防災アプリの提案と、家庭での防災対応の見直しの実施、避難所への移動手段としての「避難バス」の運行や水害対応訓練の実施などの提案がありました。市議会で提案がでてもおかしくない内容で、戸田市としても戸田市議会としても、子供たちからの防災提案も引き続き重視していくべきだという思いを持ちました。

新曽北小学校6年
 「交流の大切さとは?」
 「友達や世代を超えた交流ができているだろうか」という思いから、小学校で現在行われている「縦割り交流プロジェクト」活動を見直し、知り合うきっかけとなる席替えの頻度をあげることや、6年生と1年生が一緒にやる「おにごっこ」「マット運動」などを通して、その試みが「交流実感」を高めるかどうかを検証。さらにそこから「もっと一緒に話しやすい仕組み」をつくる重要性を実感し、一緒にやる清掃活動等に繋げていくというトライアンドエラーの流れが報告されました。このような発想で、現場の中で実施して改善していった小学生の姿に感動しました。

美女木小学校5年
 「みなおそう 生活圏」
 まちの清掃活動体験から「ゴミ問題」に注目。蕨戸田衛生センターでの調査をもとに、自分たちができることとして「ペットボトルリサイクル」に着目、その具体的なリサイクル品の発案や清掃ボランティアの実施など、生活圏を綺麗にするために何ができるかを考え提言する内容に感動しました。私も、毎月10日朝に市役所南通りや後谷公園で行われる清掃活動に参加しているだけに、子ども達がこのような思いを持ってくれたことを嬉しく思いました。

芦原小学校6年
 「自然あふれる戸田市に 〜私たちにできること〜」
 学校近くの笹目川に注目。たくさんのゴミがポイ捨てされていることや川の水があまり綺麗だとは言えないことに問題意識を覚え、笹目川を綺麗にする活動を決意。ポスターによる広報活動や、川辺の清掃活動、笹目川について調べたことなどをまとめて秋に笹目川の川縁で開催されるおまつりで配布するなど、地域の方に笹目川について身近に感じてほしい、一緒に綺麗にする活動に参加してほしいという活動をプレゼンテーション。市議会でも度々採り上げられる笹目川の問題に、子ども達が関心をもって参画してくれていることに感動しました。

戸田第一小学校6年
 「やさしいまち とだ 〜咲かせよう 広げよう〜 サクラソウ拡散プロジェクト」
 戸田市の花・サクラソウに焦点をあて、戸田市にもっとサクラソウ育成を広げるため、その栽培地である彩湖・道満グリーンパークへの誘客案とサクラソウの育て方をプレゼンテーション。彩湖・道満グリーンパークを冬のイルミネーションで彩る案や期間中の運行バス走行、冬まつりを開催しサクラソウの種を配るなど具体的な提案がありました。また、小学校で学んだプログラミング学習を活かして「サクラソウの発芽と育て方」について、プログラミングソフト・スクラッチ(Scratch)を使って動画を作成し公開していることが報告されました。
 台風19号による被害からの復帰を目指して整備が行われている彩湖・道満グリーンパークですが、冬の活用・夜間の活用は戸田市の課題でもあることから、魅力的な提案だと思いました。サクラソウに注目し、育て方をプログラミング学習を活かして動画公開していることに驚きました。

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◆ 中学生の部

仝妖津戝羈惺撮嫁
 「ITでつなごう戸田 広げよう未来」
 戸田市に必要なのは「人のつながり」という観点から、人のつながるきっかけになる情報を提供し、コミュニケーションを生み出すスマホアプリが提案されました。戸田市では現在、「tocoぷり」というスマホアプリがありますが、現在のtocoぷりにはない機能も提案され、今後、tocoぷりの見直しが議会で議論される際に参考にしたいと思いました。

美笹中学校1年
 「TCP 〜戸田未来都市計画〜」
 今まさに私たちが足を踏み入れつつある「Society5.0時代」において、AIは暮らしに欠かせない道具となることから、戸田市まち・ひと・しごと創生総合戦略会議の結果を踏まえながら、災害対応などAIを活用した計画づくりが提案されました。
 「Society5.0社会」の特徴は「情報をもっていることが価値であったSociety4.0時代とは異なり、様々な情報が組み合わされる中から価値が生み出されていく社会であること(それだけに異業種・異分野の組合せ・出会いが重要)」「AIの利用が欠かせない社会(それだけに論理的な思考がより一層求められる)」「インターネットを介して全世界の人と繋がることができる」等の特徴を持っています。
 戸田市でも「Society5.0時代」とはどういう時代なのかの認識がまだ計画に組み込まれているとは言いがたい現状があることから、子ども達がいち早くこの視点を持っていることに驚くとともに、今後の議会における議論に活かしたいと思いました。

4鄲中学校2年
 「未来の買い物 〜買い物弱者のいない戸田市に!!〜」
 平均年齢は埼玉県で一番若く、人口も増加する傾向にある戸田市ですが、その一方で埼玉県1位の高齢化率でもあり、高齢者の暮らしを意識した政策が求められる中、ずばり「買い物弱者」の解消法を具体的に提案したこのプレゼンテーションが中学生の部の金賞を受賞しました。高齢者がスマホの利用に消極的である現状を踏まえ「買い物代行」を発案。「頼まれた商品がない時の対応」「ほしい商品のイメージが違うという問題の解消」のためにスマホのテレビ電話機能を使うことを発案。実証実験を通して3人で対応する仕組みを確立し、全中学校に呼び掛けるという内容で、すぐにでも実現しそうな動きでした。この発表にはありませんでしたが、地域通貨戸田オールはこのような活動を支援していますので、一緒にこの動きを進めて行くことができるのではないかと思いました。

た形消羈惺撮嫁
 「Society5.0に向けた戸田市の防災への取り組み 〜戸田市を防災日本一のまちに〜」
 AIを活用した「防災アプリ」が提案されました。避難にあたっての最適経路提案など、災害対応は、AIがその能力を発揮しやすい分野であることから、この取り組みは重要だと思いました。私はかねてから「災害対応力」を戸田市のまちづくりの重要な柱のひとつにすべきだと考えており、戸田市が独自開発するかどうかという問題はあるものの、AIを活用した防災アプリについては取り組んでいきたいと思いました。

ズ目中学校2年
 「Sustanable Toda Cityの実現を目指して」
 サステナブル(持続可能な)社会の実現、SDGs(持続可能な開発目標)など、今まさに私たちの社会が進むべき流れの中で、戸田市の課題を整理。戸田市がまだ努力すべき指標として「環境保全度」の向上を指摘。「戸田市エコウォーキング」の普及など、戸田市民が自然に街の清掃に取り組んでいく仕組みが提案されました。構想の中では、地域通貨戸田オールの活用(電子化)も提案されましたが、これについては、現実に地域通貨戸田オール運営委員会で議論されていくことになると思います。私は地域通貨戸田オール運営委員会に参加していますが、喜沢中学校の買物弱者支援や笹目中学校の戸田市エコウォーキングについて、一緒にやっていくことができればという思いを持ちました。

Ω妖鎮羈惺撮嫁
 「戸田のみらい」
 戸田市のイメージアップと観光開発をテーマにしたプレゼンテーションでした。トコバスを使った戸田市内の観光ツアー、戸田朝市にヒントを得た戸田市全域を使ったスタンプラリー、ボートの街・とだにふさわしいボートのファンサイトの設置等、戸田市の未来がもっと交流がひろまり全国的にも知られる街になるような提案がなされました。実際、戸田市には彩湖・道満グリーンパークや戸田ボートコースなどを始めとした魅力的な観光資源があるのですが、それが知られていなかったり、繋がりの中で活用されていなかったりしています。今、策定されている途中の「戸田市第5次総合振興計画」の素案には、戸田ボートコースから彩湖・道満グリーンパークに至る水辺に着目していく構想が盛り込まれていることから、戸田中学校の提案も活かしていけるように思いました。


以上、昨日の戸田市小・中学校児童生徒プレゼンテーション大会を参観してもった感想です。

子どもたちが、一生懸命に考え大勢の観客の前でどうどうとプレゼンテーションを行う姿に感動しました。今回のプレゼンテーションを通して、より戸田市のことを考えてくれる子ども達になったと思います。この子達の思いを、市政に反映させていくのが私たち戸田市議会議員の仕事でもあります。

よい機会をつくっていただいた戸田市教育委員会ならびに関係者の皆さまに感謝申し上げます。

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