今日から明日まで、私が所属する戸田市議会会派「令和会」の視察研修に参加しています。

本日お伺いしたのは、佐賀県唐津市議会。視察テーマは「議会傍聴者向けの音声自動文字化システム」でした。

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唐津市議会は、先月閉会した6月議会より「議会傍聴者向けの音声自動文字化システム」を導入しました。これは佐賀県でも初となる取り組みです。

「UDトーク」というアプリを導入し、発言者の音声を自動文字化して、傍聴席に設置したモニタに即表示するというもの。

説明を受け、実際に議場で体験すると、その音声の自動文字化の変換精度も高く、さらには外国語にも即翻訳されるという優れものでした。

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議場ならびに公共施設のバリアフリー化が求められている現在、戸田市議会では、聴覚障がいをもつ議員に配慮して、手話通訳ならびに音声自動文字化システムを導入していますが、年間を通して使用した結果、音声自動文字化システムについては、その文字変換精度について、十分に満足できる段階には達していないという声が聞かれています。

また、先の令和元年6月定例会において、市政モニターの方から「傍聴席にスクリーンを設置して、そこに音声変換文字や映像資料などを映し出せるようにしてはどうか」というような提言もいただきました。

このような中、前記の「佐賀県初となる傍聴者向けの音声自動文字化システムが佐賀県唐津市議会6月定例会より議会導入された」とのニュースに接しました。記事によると、唐津市議会が導入した音声自動文字化の精度も高く、傍聴者に対してリアルタイムに音声変換文字をみせることができるものであるという内容でした。

そこで、実際の現場と使用状況を見せていただきながら、

‥眥纏垉腸颪導入したアプリ・UDトークの概要
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げ酸芝Ъ吋▲廛蠅陵点と問題点
UDトーク導入までの経緯
今後の可能性

等を実務者より伺い、戸田市議会における「音声自動文字化システム」のあり方についてと、傍聴者向けの情報提供のバリアフリー化についてを考える知見を得て、議会改革提案の一助とすることを目的とする視察を行ったわけです。


唐津市議会では、「音声自動文字化システム」導入を検討する際に、まず聴覚障がい者団体に話を伺い、その方々の間で信頼が高い「UDトーク」の存在を知ったそうです。

◆ UDトークの主な機能

・音声認識技術を使って会話やスピーチをリアルタイムに文字化
・自動翻訳技術を使って指定の言語にリアルタイムに翻訳
・音声合成機能による内容の読み上げ
・音声認識の単語登録が可能(日本語のみ)
・QRコードをカメラで読み取り、アプリ同士を接続した会話のやりとりが可能

◆ システム構成

・音声認識アプリ UDトーク
・タブレット(スマホも可)
 UDトークアプリを、iPhone・iPad、Androidスマホやタブレットにインストール
◆ アプリ無料版と有料版の違い(唐津市議会は有料版の法人契約)

・無料版は個人利用のみ
・サポートの有無
・音声自動文字化の処理サーバが違い、有料版はデータ処理集中しても詰まることはない
・無料版は30分で切れる

◆ 経費

・1拠点において台数制限なしで利用可能
・初年度経費 初期費用54000円+利用料金311,040円の計36万5040円
 2年度以降 利用料金311,040円(消費税8%の場合)


実際に体験してみると次の様な特徴がありました。

・音声自動文字化の変換スピードが速く、変換精度も高い
・文字化された日本語には「ルビ」も振られることから、誤変換であっても意味を類推しやすい
・音声自動文字化された日本語は、即、外国語に翻訳することも可能(多言語にわたる)
・複数のマイク(端末)を接続して、会話形式で音声自動文字化することも可能

唐津市議会を実際に傍聴した聴覚障がい者の方々は、「今まで議会での議論をリアルタイムに知ることはできなかった。多少の誤変換はあっても、ルビから類推できるし、発言が即文字になって見られることが大変喜ばしかった」という感想だったそうです。


百聞は一見にしかず。

体験してみて、非常にすぐれものであることがわかりました。しかも、現在、戸田市議会で採用しているシステムに比べて、変換精度も高く、経費もリーズナブル。システム構成も簡単なため、導入・設置しやすいです。これは会派を通じて、議会改革提案する価値ありという判断でした。

明日は、佐賀県多久市に伺い、午前は「友好都市事業について」、午後は「ICT教育について」話を伺い、20時45分羽田空港着で、戸田市に戻ります。

(参考)UDトーク https://udtalk.jp/
    
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