本日、上戸田地域交流センターあいパルで開催された映画の自主上映に行ってきました。

映画「愛と法」。LGBTやDV被害に端を発する無国籍問題(今の日本に約1万人おられるそう)などをテーマにしたドキュメンタリー映画です。

戸田市に住む私の母校・福岡県立修猷館高校の後輩女性が企画した自主映画でした。彼女が以前、この映画を観てその内容に感動し、皆にも観てもらいたいと思ったのが、この自主上映が実現したきっかけでした。

今から30年前、私が学生だった時分、LGBT(という言葉はまだありませんでしたが)は私が専門とした心理学が扱う分野ではあったものの、一般社会ではタブーとされていたものでした。時代の流れの中で、時に最近になってLGBTはタブーではなくなってきたかと思いますが、それでも偏見なしに語ることは今でも難しいかもしれません。

私は高校生の時に、男性好きな男性に襲われかけた経験があるので、正直、LGBTに対して苦手意識はありました。また、大学院時代に研究した宗教の分野ではLGBTを禁ずるものが多くあったこともあり、社会的規範としてどうなのという思いも当時はありました。

しかし、多くの読書や社会経験を積む中で、自分の中に作られていたLGBTイメージには偏見があることも自覚しました。そして、私自身はLGBTではないものの、LGBTだからといってそれが悪いこととは思わないようになりました。


ましてや、今は議員、政治家です。

政治家は、国民の「生存権」「財産権」「幸福追求権」に責任を負っています。そのために法(暮らしを支える仕組み)をつくり決定する権限を与えられています。


と、同時に、法律の公正・公平な運用をチェックしつつ、時代の流れの中で合わなくなった法律を見直したり、その法律(仕組み)からこぼれてしまった人たちを救ったりするために、法律の改定や新しい制定を担っております。


政治家として、当然、LGBTの方の幸福追求権を守る責務を負っておりますし、時代の流れに応じて、法律を考える役割を担っております。


今日の映画の大きなテーマであるLGBTや同性婚、DV被害に端を発する無国籍の問題などについては、まさに時代の流れの中で明らかになってきたことで、法律がなんとか対応しようと動いている最中のものだと思いました。


また、私は政治家であるとともに、人間であります。それぞれの人にはそれぞれの立場のさらに奥深くに、人間性というものがあり、同じ立場であってもその人間性の違いによって振る舞い方や意見は異なるものです。


今回の映画を鑑賞して、政治家として映画の中で提議された問題にどう向き合うか考えました。また、自分の奥にある人間性がこれらの問題にどう反応するのか心の動きを観察しながら、人間・林冬彦として、どう考えるかを意識した時間でした。



率直に申し上げて、この「愛と法」という映画、私にとってはとてもためになりました。機会をいただき、後輩には感謝です。他の方にもお勧めして良かったです!


自主映画上映にあたっては、戸田市ボランティア・市民活動支援センターさんには大変お世話になりました。また、後輩と一緒にご案内に伺った戸田中央医科グループも、医療機関としてダイバーシティへの関心を強く持っていることもあって、部長職の方々を始め多くの方が足を運んでくださったようです。感謝いたします。


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