私の住んでいる地域の小学校で、朝の読み聞かせボランティアに参加して今年で4年目になります。

先生方が職員会議をされる始業前の時間帯に、各クラスに読み聞かせボランティアのスタッフが入って、紙芝居や絵本、本の読み聞かせをやります。

今年度の読み聞かせは本日より始まりました。先月末に今年度担当するクラスを決めるシフト会議がありまして、私は小学1年生、4年生、5年生の各クラスに出向くことになりました。

私は低学年クラスの時はまず最初に紙芝居を持っていきます。今日は一年生だったので、「いもころがし」という古典落語の紙芝居を持って行きました。


拍子木を打ちながら、紙芝居をやるのは、それが日本ならではの(紙芝居)文化であり、子どもたちに文化や伝統芸能への興味の種をまいておきたいと思っているからです。

私は10年前より東京都の小学校や群馬県の小中学校、北海道の小学校で外部講師のひとりとして授業サポートのボランティアをやってきたのですが、ほとんどの学校で担う授業テーマは「伝統文化」でした。

時代を超えて受け継がれてきた文化、それはそれを先代より受け継ぎ、そして後世に伝える人がいないと続かないものです。

授業を通して、子どもたちの心に、文化への興味と文化を受け継ぐ人への憧れを育てたい。そして、皆がこれから大きくなっていく中で、どんな分野であっても、「やりたい!」「強制されなくてもついついやってしまう!」「やるのが楽しくてたまらない!」と思えることに出会ってほしい。そんな気持ちを持って、これまで小中学校での授業サポートにあたってきました。

地元小学校での読み聞かせでも、同じ気持ちです。私自身の拙い経験を振り返ってみても、本との出会いがなければ、今の自分はなかったと実感しています。私の場合は、最初に母親から読み聞かせしてもらったのが、本の世界に関心をもったきっかけだったように思います。読み聞かせしてもらいながら、いろんな風景を頭の中に思い描いていました。そのいつくかの風景は今でもしっかりと覚えています。

想像力や好奇心が次のステップに自分を運んでくれる。だから、子どもたちには本の世界に興味を持ってもらいたい!そのために読み聞かせする側としても、どんな本を選べば良いか、どんな読み方をすれば良いか、あれこれ試行錯誤してきました。

本については、年度末に子供達から読み聞かせの会にプレゼントされる感想のお手紙集や読み聞かせにあたる各ボランティアさんが毎回事後に書く記録などから評判の高かったものを知ったり、他所で読み聞かせされている方達とSNSで情報交換したりなどして、できるだけ子供達が興味を持ちそうなものを手に入れるようにしています。

話し方や見せ方については、落語や講談、演劇、歌舞伎から学んでいます。


ところで、こう書いてしまうと、読み聞かせを通じて、自分が子どもたちに与えることが多いように見えますが、実はそうではないのです。

読み聞かせの場に行くと、子どもたちはキラキラ輝く目で見つめてくれます。そして喜んだり笑ったり驚いたりと、素直な反応を示してくれます。心からこの時間を楽しみにしてくれているのを感じることができるのです。

読み聞かせをする側としては、それだけでもう充分!

かえって子供達から元気もらっているのです。

また、この活動を通じて、戸田市の小学校のことや子どもたちのことが、とても大切に思えてきます。この子たちのためならば何だってやってあげたいと自然に思えてくる。その気持ちを実感させてくれたのもこの読み聞かせ体験からでした。ありがたいことです。この機会を作ってくださった創始者のお母様がたに感謝いたします。
 
何か読み聞かせに良い本があれば教えてくださいね。よろしくお願いいたします。

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