全国の小中学校でプログラミング教育が開始されるのに先立つこと2年、この戸田市では、文科省や総務省が後ろ盾となってプログラミング教育が先行実施されております。

本日は、戸田第一小学校で授業発表会があり、戸田市議会議員文教・建設常任委員会委員として参観してまいりました。

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戸田市では数年前より、前戸田市長の神保国男氏と戸ヶ崎教育長がタッグを組んで、国や先端企業との協力関係づくりを行い、未来を生きる子どもたちに時代を生き抜く力をつけさせる教育を導入してまいりました。

現在、産官学民連携のもと小中一貫で行われている、プログラミング教育、英語教育や経済教育、リーディングスキル教育からなる戸田市PEERカリキュラムがそれです。

この戸田市PEERカリキュラムによって、問題解決能力やコミュニケーション能力、プレゼンテーション能力などの「21世紀型スキル」「汎用的なスキル」「非認知スキル」と呼ばれる能力を児童・生徒に身につけさせるよう取り組んでいるところです。

この教育の実施にあたっては、インテル、Microsoft、GoogleといったICTの先端企業、ベネッセや大学などの教育分野における先端機関の協力が欠かせません。本日参観した授業においてもその姿が感じられ、こういった姿を実現された関係者の方々のご苦労はいかほどのものであったかが偲ばれました。


ところで、本日は各学年にひとクラスずつ公開授業が行われました。すべてプログラミング授業でしたが、教科は様々です。

1年4組 音楽 「ようすをおもいうかべよう」
2年3組 生活 「友だちロボットを正しく動かす方法を考えよう(アンプラグド)」
3年3組 理科 「豆電球にあかりをつけよう」
4年3組 算数 「変わり方調べ」
5年4組 算数 「正多角形と円周の長さ」
6年2組 理科 「電気の性質とその利用」
まめの木2組 教科別の指導 生活単元 「ダンスの振付を考えよう(アンプラグド)」

というものでした。ちなみに「アンプラグド」とはパソコンやタプレットを使わずに行うプログラミング授業のことです。

授業を参観してまず驚いたのは一年生であっても先生からの呼びかけに応じて積極的に手を挙げて自分の考えを述べていたことでした。そしてどの子も実に楽しそうだったこと。考えることと表現することが楽しさに繋がっているのを実感しました。

プログラミング教育ですが、それぞれ学年が上になるほど、下の学年ではやらなかった要素が追加されていきます。また、低学年ではまず体感を重視し、そこで感じるものをどう論理的に表現していくか、感性と理性の結びつけに力が入れられていたようでした。


たとえば低学年の授業では、次のようなことが行われていました。

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一年生のクラスでは、それぞれの季節を表現した歌詞のリズムと音楽を考えるもので、生徒それぞれが季節をイメージし、それをリズムにするとどうなるかをプログラム教材を使ってリズムを確かめ、実際に楽器を使って身体を動かしながらイメージを表現できているか確認するものでした。

ある児童は春から桜吹雪が舞う姿をイメージしました。選べるリズムには「たん たん」「たん うん」「たーーー」「たたたた」「たん たた」「たた たん」がありましたが、桜吹雪ということで、手を回しながら円を描く「たーーー」を採用しました。歌詞の言葉ごとにその言葉のイメージに合うリズムを採用し、最後は歌を歌いながらそのリズムを実際に楽器で表現していました。


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二年生のクラスでは、床に敷いたマットの上に「スタート」「公園」「エネルギー」「郵便局」といった拠点が置かれ、3人の児童が「命令を決める人(ロボットを進ませる手順を紙に書く)」「ロボットの役をやる人(ロボットの被り物をする)」「スタートを決める人」に分かれて、スタートから目的地を経由して再びスタート地点に戻ってくるにはどのような手順が必要かを体感し、ロボットを進ませる命令を考えていくことが、パソコンやタプレット無しで行われておりました。

(以下の写真は3年以上のクラスの様子です)

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詳しくはあらためて、今日いただいた資料をスキャンしてアップしながら報告します。資料を読むとひとつひとつの授業が実によく考えられているかわかるものでした。


なお、授業発表会の後は、全体会があり、戸田市で取り組んでいるプログラミング教育の概要や目指すところが語られました。そして、引き続き行われた講演会では「学校はどのようにプログラミング教育に取り組んでいけばいいのか」をテーマに、ベネッセコーポレーションの小田理代氏、アーム株式会社の江頭靖二氏より先端企業のキーマンならではの知見を語っていただきました。

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このような機会を用意くださった関係者の皆様に感謝申し上げます。