先の大戦が終わってから、73年目の夏です。

今の私たちがこの日本で今の暮らしができるのも、必死になって祖国を守ってくださった方々、尊い命をなくされた方々、戦争で亡くなった方々の遺志を継いで日本の再建を担った方々あってのことだと感謝いたします。

戸田市役所では、2階ロビーを使って、「戦争関連パネル展」が始まりました。当時の戦争についてその背景や全体の流れを説明するものではありませんが、空襲を受けるようになってからの戸田の様子がいくつか伺える写真などが展示されております。

先の戦争で多くの都市が焼け野原になりましたが、戦争が終わってからわずか19年後の昭和39年、日本は東京オリンピックを開催できるまでに復興いたしました。

私は若い頃はその19年間の時間をそれほど意識できませんでしたが、年齢を重ねてからは、この19年の時間の短さを実感するとともに、街の様子を見事に変えた日本人の力の背景に、戦争があっても断続することなく先人から受け継がれた「次の世代により良い日本を」という思いや勤勉・実直な文化の力を感じております。

同時に、平和は平和を創ろう・維持しようとする意志と努力無くしてはありえないことも感じております。世界情勢が時代の中で変わっていく中で、国際的に理解しあおうとする努力、国民の生命・財産・幸福追求権を守るという決意とその裏付けとなる力が重要だと思います。

先の戦争については、様々な評価や異なる価値観があるでしょう。私たちの民主主義は多様な考えを前提とする制度です。この民主主義が機能し、より良い社会を創っていくために大切なことは、自分以外の第三者の考えや価値観を鵜呑みにすることなく、自分の考えを持つことだと思っております。

そのためにも、異なる価値観に触れることや考えるための材料に出会うことは必要です。戸田市役所で開催されているパネル展もそのひとつであり、ある時代の中のある一面を示したものです。

どうぞ戸田市役所にお越しの際はお立ち寄りください。

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