歴史に「もし」はありませんが、上田知事がもし最初から彩湖への誘致に積極的だったら、事態は変わっていたかもしれません。


戸田ボートコースで汗を流すボート競技者・監督会からぜひ競技環境に優れる彩湖で開催してほしいという切なる希望を受け、戸田市と戸田市議会は埼玉県や日本ボート協会に対して独自試算を加えた要望を出しましたが、無視された経緯があると聞いています。


(参考)2020年東京オリンピック「ボート・カヌー競技会場(海の森水上競技場)」選定についてのまとめ



なにがなんでもT建設を中心としたジョイントベンチャーに東京湾・海の森での工事をやらせたい人たちが国や東京都側にいるのですから、よほど強い意気込みと正論で挑まなくては覆せなかったでしょう。


このつけは、東京オリンピックを目指して頑張る選手たちには劣悪な競技環境という形で、東京都民には大会後の施設維持赤字負担という形で、国民には税負担という形で回されるわけです。


戸田市では多くの方が署名運動に協力しました。その署名をもって国土交通省にも働きかけ、田中副大臣から「開催は可能」という言葉まで引き出していました。


これ以上、海の森に反対意見を出したら東京オリンピックボート競技の選手には選ばないという話がある筋からあったとかなかったとか(詳しくは聞いてるのですが、ここには曖昧な書き方しかできません、すみません)、闇の存在を感じた東京オリンピックボート競技会場選定でした。



2016-12-30-08-54-37
(朝日新聞 2016年12月30日朝刊 23面)