本日の読売新聞33面(埼玉県南)と埼玉新聞に、戸田市立郷土博物館が記事として採りあげられていました。

読売新聞記事では、昨日荒川左岸で開催された戸田市立郷土博物館の体験講座の報告でした。かつて、荒川で行われていた伝統の漁労を子どもたちに伝えようする体験講座で、子どもたちは「建干網(たてぼしあみ)」という漁法を体験したそうです。

埼玉新聞記事では、戸田市立郷土博物館で開催されている企画展「戸田の伝統漁撈(ぎょろう)」の紹介でした。

郷土博物館の企画展は民俗的なことが好きな方なら「へ〜」「ほぅ〜」「なるほど!」と楽しめます。お薦めですので、どうぞ足をお運びください。


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(読売新聞 2012年8月19日 埼玉県南)


伝統漁法子どもたちが体験 荒川の干満利用「建干網」

 荒川で行われていた伝統の漁労を子どもたちに伝えようと、戸田市郷土博物館は18日、「建干網(たてぼしあみ)」という漁法の体験講座を開き、幼稚園児から小学生までの7人と保護者が参加した。

 建干網は、荒川の干満の特徴を生かした漁法で、江戸時代から昭和30年代まで続いていたと言われる。川岸近くの遠浅の川床に竹ざおをさし、高さ約3メートルの網を幅約70メートルに渡り張る。満潮時には水面が網の高さを超えて魚が入り込み、干潮時に川床が現れたときには網によって魚が逃げられずに残る仕組みだ。

 体験講座は戸田、和光両市の境で行われ、体調80センチのレンギョやニゴイ、カメなどが網にかかった。戸田市立笹目東小4年の苫米地養朋君(9)は、「魚を見るのが好き。(川底の沼のような場所に)入れて楽しかった」とうれしそう。埼玉南部漁協の漁場監視員、鈴木孝治さん(70)は。「伝統の漁法を絶やさないため、体験講座をやっていきたい」と語っていた。



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(埼玉新聞 2012年8月19日)


どうやって使うのかな? 戸田 荒川の魚労具展示

 戸田市新曽の市立郷土博物館は年間企画展示として「戸田の伝統漁労(ぎょろう)」を開催している。4月から7月末は網を編む道具など漁具を作る道具を展示。8月1日から11月末までは「筌(うけ)のいろいろ」。11月以降は、戸田の伝統漁労を体系的に理解する企画を準備中という。

 筌には、ウナギやテナガエビ用の小型のものから、子どもが1人すっぽりと収まる強大なものまでさまざま。台形の籠の形をしたセイドも、コイ用の大型の物から小魚用の小型まで大小いろいろ。細い竹の骨組みは繊細で、美術品の風格もある。

 新曽小3年の大山海怜君は「すごい。よくできてる。でもどうやって使うのかな」。母のゆかりさんが「いったん入ったら、出られなくなるんだよ」。「だから、その中に入った魚をどうやって取り出すのか分からない」と、海怜くんは首をかしげた。

(岸鉄夫)