高い放射能を検出した牛肉が市場に出回った事件が先週末からニュースを騒がせていますが、今日の埼玉新聞朝刊に戸田市にある食肉加工会社に卸された牛肉の検査結果が報道されていました。


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(埼玉新聞 2011年7月20日朝刊)


戸田の食肉加工会社の牛肉 国の規制値下回る

福島県浅川町の畜産農家が放射性セシウムを含む稲わらを与えていた肉用牛42頭が出荷された問題で、県は19日、横浜市の食肉卸売業者から戸田市の食肉会社(本社・蕨市)に入荷した1頭のうち牛肉13.6キロ分(個体識別番号「12133-49740」)について放射性物質の検査を実施したところ、国の暫定規制値(1キロあたり500ベクレル)を下回ったと発表した。

県食品安全課によると、検査は国立保健医療科学院(和光市)で実施され、放射性セシウムは153.3ベクレル、放射性ヨウ素は不検出だった。

さらに県は、福島県須賀川市の畜産農家が放射性セシウムを含む稲わらを与えていた肉用牛411頭のうちの1頭(個体識別番号「02909-12496」)が、川口市の食肉解体場に出荷されていたと発表した。同課によると、4月13日、480キロ全てが神奈川県小田原市の食肉卸業者に販売され、埼玉県には流通していないという。

一方、さいたま市は19日、放射性セシウムを含む稲わらを与えられた肉牛が、大宮区の飲食店と浦和区の食肉販売店で提供、販売されていたと発表した。

大宮区では料理として提供された牛肉は福島県郡山市などの農家から出荷された84頭のうちの1頭(個体識別番号「08365-24503」)の4.7キロで、6月8日入荷し全量消費された。

浦和区で販売されたのは2種類で、84頭のうちの1頭(個体識別番号「08321-00633」)の約5キロが6月21〜25日にひき肉として全量販売済み。また、同県浅川町の農家から出荷された42頭のうち1頭(個体識別番号「12531-76278」)が5月25〜30日に約39キロがすき焼き用、サイコロステーキ、ひき肉などとして、6月11日〜15日に約4.8キロがひき肉用として全量が店頭販売された。

(砂生敏一、立山優二)