今朝の東京新聞と朝日新聞に、埼玉県が現在さいたま市桜区の地上18mの高さで行っている放射線量測定を、7月以降、地上1mの高さでも実施する方針を明らかにしたという記事が掲載されていました。

また、戸田市からは少し離れていますが、北本市でも学校や公園でプールや大気中の放射線量測定を実施することになったそうです。

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(朝日新聞 2011年6月2日朝刊 埼玉版)


放射線量測定「地上1メートルでも」
「調査広げる」知事方針 

上田清司知事は1日の定例会見で、県がさいたま市桜区で毎日行なっている大気中の放射線量の測定について、今後、地上1メートルの高さでも行う方針を明らかにした。現在は地上18メートルで測定・公表しているが、「より正確な実態を知りたい」との要望が県に多く寄せられていたという。

県保険医療政策課によると、精度の高い簡易型測定器を使い、1日1回測定する。現在は測定器を修理中のため、開始は7月以降になる見通しだ。上田知事は会見で「放射能関係のメールが多く県に来ている。不安がある異常、調査を広げたい」と話した。



放射線にはアルファ波、ベータ波、ガンマ波の3種があり、それぞれ飛んでいく距離が異なります。このうち、地上18mで測定できるのはガンマ波のみで、4.5cmしか飛ばない(しかし反面ものすごく多く放射線を発する)アルファ波や、1m程度のベータ波を測定することはできませんでした。しかし、内部被曝という観点からは、アルファ波やベータ波の方が人体に与える影響が大きいことから、子供の背丈に合わせ、いくつかの自治体で地表や地上50cmのところ、地上1mのところでの測定が始まっています。

文部科学省からの発表だけでなく、身近な自治体での測定が広がってきたのはありがたい傾向ですが、今後は、もし高い数値が継続的に測定された場合、自治体としてどう対処するのか、このあたりのことを議会等で審議・決定する必要があるでしょう。