先日、「文部科学省は、4月20日に「福島県の学校利用基準として、大気中の放射線濃度が1時間あたり3.8マイクロシーベルト以上で制限を設ける」と発表しました」という報道とそれに対する怒りをブログに書いてしまいましたが、福島市のホームページをみて、さらに愕然としました。

福島市にある下表の学校は、文部科学省の制限を超えてしまっている学校の値です。

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放射線の調査は、地面から1mと50cmに分けて行っていますが、いずれも50cmの場所での測定値が高いです(地面に積もった放射線物質の影響です)。つまり、小さな子どもほど、放射線物質にさらされている(吸い込みやすい)ことがわかります。

この前の記事の繰り返しになりますが、一般的に生活する中で人が自然に被爆している量が、年間約2.4ミリシーベルトと言われており、これに加えて年間1ミリシーベルトが、浴びてもよい放射線量の限度だとされています。これらを加えると、年間3.4ミリシーベルト(年間3,400マイクロシーベルト)です。

大人と子どもを比べると、子どもの方が放射線被害を受けやすいのに、この度、文部科学省が福島の子ども達に適用させようとしている値は、年間20ミリシーベルト(20,000マイクロシーベルト)という値です。

一般的な大人  年間 3.400マイクロシーベルトまでが基準
福島の子ども達 年間20,000マイクロシーベルト(1時間あたり3.8マイクロシーベルト)までが基準

いったい、この違いは何ですか。


しかも、先日、福島第1原発から約15km離れた南相馬市を視察した枝野官房長官の姿、

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その場所の放射線の値は1時間あたり0.5マイクロシーベルトだったのですが、そこに車から降りて5分間滞在するだけでもこの姿です(こちらのブログに詳細が書かれています)。

これはどういうことですか。

わけがわからない。

福島の上記小学校は、官房長官がそれほどの姿で5分間だけ車外に下りた場所の7倍以上の放射線量がある地域なのです。


悲しくて、情けなくて、仕方ありません。