今日の埼玉新聞朝刊に、民主党代表選挙における埼玉県内小選挙区別投票結果が掲載されていました。

戸田市・蕨市・さいたま市南区・桜区からなる埼玉15区での結果は次の通りです。

■ 民主党代表選挙投票結果(埼玉15区)

有権者数:1261人(民主党員+サポーター)
投票数 : 738人

小沢氏の得票:237
菅氏の得票 :437
無効票   : 4


民主党の党員・サポーターには、日本の国籍を持たなくてもなることができ、今回、実質的に日本の総理大臣を決める民主党代表選挙では党員・サポーターが「有権者」でしたので、国政選挙における有権者数と単純比較はできませんが、2009年9月2日時点の有権者数は次の通りでした。

■ 有権者数比較(埼玉15区)

国政選挙   :364,322人(日本国籍取得者のみ)
民主党代表選挙:    1,261人(外国籍者含む)


3つ感想があります。

1つ目は、埼玉15区は、戸田市・蕨市・さいたま市南区・桜区がその範囲なのですが、民主党の党員・サポーターってこんなに少ないのか!という驚きがありました。昨年の衆議院選挙で当選した民主党議員の得票は 120,751票でしたので、そのほとんどが確信的な民主党支持者ではなかったということです(この傾向は埼玉県全区において同様です)。

2つ目は、今後も衆議院における政権与党の党首が日本の首相になるわけですが、その党首が党員(+サポーター)を有権者とした選挙で選ばれることを考えると、日本国籍を持たなくても党員やサポーターになれる民主党のあり方には単純に疑問を感じました(自民党の場合は党員になるには日本国籍保有が必須です)。このことについては代表選のさなかに、仙石官房長官が「報道で初めて知った」と耳を疑うような発言をされましたが、民主党執行部で今後検討されていくそうなので、党員・サポーター条件に日本国籍保有を明記するのか、検討するだけなのか、菅氏の代表決定をもってこの問題をうやむやにするのか、今後の推移をみていきたいと思いました。

3つ目は、今回の代表選を巡っては、新聞もテレビも小沢氏に対してほぼ全てネガティブな感じのする報道、そして菅氏に対しては「世論」「民の声」が圧倒的に支持しているという報道し続けた異様さでした。私は新聞紙7紙を購読していますが、日頃は何かと対立するA紙とS紙でさえ、この点では一致していました(私にはそこが奇異に感じられました)。テレビ報道では市井の人へのインタビューがあり「小沢氏のカネの問題」を取り上げたコメントが何度も何度も流されていました。

この現象については、植草一秀氏のようにその背景を解説されている方もおられますが、世論をマスコミが報じたというより、世論をマスコミが作ったという印象を強く感じました。もっとも、これはまったく個人的な感想です。なお、私は民主党、自民党を含め、いずれの政党の党員にもなっていない市井人のひとりです。