戸田市議会の傍聴に行ってきました。

最初の秋元良夫議員の一般質問に対する答弁で、神保国男市長は過去3期の市政を総括され、来年3月に行われる戸田市長選挙に立候補し市民の審判を仰ぐ決意を表明されました。

私は午後から仕事が入っているのと、これは早くブログにアップしなきゃとの思いから、秋元議員の質問が終わるやいなや傍聴席を退席し、別途自宅で録画していたインターネット中継を聞き直し、文字起こししました。

市長の答弁の内容は次の通りです。

■ 市政3期の総括について

改めて振り返りますと、市政運営について大きな節目が3つあったように思われます。

まず1点目は「公平・公正・公開」を掲げ、1期目に取り組んだ開かれた市政の実現であります。

6期24年にわたった斎藤前市長の市政を引き継ぎ、継承すべきものは継承しながらも、正すべきものは正す、改めるべきものは改める、この考え方を基本に情報公開制度を整備し、開かれた市政を目指し、改革を進めました。

市民の皆さまとのパートナーシップによるまちづくりの土台を築くため、あらゆることをオープンにする情報公開は真っ先に取り組むべき課題でありました。

この実現は後の市政運営の全てにわたり、基礎となる重要な節目であったと考えております。

2点目は、合併への対応であります。

改めて申すまでもなく、私が就任したのは、国が地方分権の受け皿である基礎自治体の強化という名目で協力に合併を誘導していた時期でありました。

本市におきましても、合併のメリット・デメリットについて検討が行われ、種々議論が交わされたわけでございますが、本市にとって合併のメリットが見いだされないこと、意識調査により市民の皆さまの意思が合併を望んでいないことを受け、合併はせず独自のまちづくりを進める選択をいたしました。

平成14年8月に、川口・蕨・鳩ヶ谷との4市合併協議から離脱したわけでございます。

合併問題の経過を振り返り強く思うのは、自治体にはそれぞれ固有の状況があり、地域の実情を考慮せず、一律に扱うことは誤りであります。まず、そこに暮らす住民の考えがあり、進むべき道は自治体が自ら選択するという姿勢は何があっても貫かねばならないということであります。

この姿勢は現在もまちづくりのあらゆる分野において引き継がれ実践されております。

3点目は、行政の効率化を徹底して進めることです。

業務委託など民間活力の導入、施設の指定管理者制度の導入など、事務を根底から見直すことで職員の削減を進め、スリムな行政を実現して参りました。

このことは、行政評価、枠配分予算など、これまでなかった新たな精度を導入し、職員の意識改革を進めたことにより、実現できたと捉えております。

また、効率的な行政運営の徹底、土地開発公社の債務の縮減などに取り組み、市政運営の基礎となる健全な財政を維持し続けることができました。

今後も自治体を取り巻く環境はより一層厳しさを増すことが予想されますが、本市が将来にわたり活力を失うことなく、まちづくりに取り組むための基礎体力をつけることができたのではないかと考えております。

■ 次期市長選への考えについて

次に、次期市長選に向けての考えを申し上げます。

今、日本は大変厳しい社会状況にあります。しかし、私は戸田市は非常に底力のあるまちだと思っております。首都東京に隣接し、交通インフラの整備が進むなど、まちの活性化や産業発展に有利となる地の利があります。

平均年齢が若く、日本が人口減少時代を迎えた現在においても人口が増加し、市民活動が活発で、まち全体が活気にあふれているという人の利があります。

そしてまちづくりを支える健全な財政があります。

これらを最適に組み合わせ、取り組みを進めれば、未来を切り開くことは決して困難なことではありません。

まちづくりに終わりはありません。現状に満足せず、改革の視点と挑戦の気概を持ち続け、戸田市をさらに住みよいまちに導くという強い信念が私にはあります。

市政運営3期で培った経験を十分に活かし、戸田市をさらに発展させることが、私に科せられた使命であると考えております。

本日ここに私は、理想とするまち・戸田の実現を目指し、来る市長選に立候補し、市民の審判を仰ぐ決意であることを申し上げます。以上です。