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気がつけば水田が黄金色に染まる時季になっていました。

古の時代、私たちの日本は「豊葦原瑞穂国」と称されていたように、私たちの暮らしと心の中に稲作は未だ深く関わっているように思います。

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」…この俳句は、よく人のあるべき姿の例えにつかわれますが、それにつけても、今、世間を騒がしている汚染米の転売事件、人としての心の荒廃極まれりという感じです。

私のうちでは、子供の頃に、お百姓さんが一所懸命に作ったのだからと、米の一粒までも大切にするような躾がありました。

かつて近江商人は「相手良し、自分良し、世間良し」の「三方良し」を商売の基本に据えていたと聴いています。

人の心がその三方良しを取り戻すために、自分個人として何ができるだろうかと実る稲穂を見ながら思いました。