464ebf06.jpg土曜日のウルトラマンメビウスで、泣きました。

「思い出の先生」、1980年に放映された子ども向け特撮番組「ウルトラマン80(ウルトラマンエイティ)」の時を超えた最終回かと思われる内容でした。

今、土曜日の午後5時半よりTBS系列で放映中の「ウルトラマンメビウス」、この作品は子ども番組の領域を超えて、教育番組、大人も楽しめるドラマに仕上がっています。人間ドラマに重点を置き、またウルトラマンシリーズ生誕40周年を記念し、過去のウルトラマンシリーズの内容を踏襲したシナリオを意識的に送り続けています。

さて、今回の回「思い出の先生」ですが.....

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ウルトラマン80は普段は宇宙警備隊の任務で地球を離れているのですが、地球から発せられたマイナスエネルギーを調べていくうちに宇宙怪獣と遭遇、それを 追って久しぶりに地球に降り立ったのでした。おりしも、彼がかつて中学の教師・矢的(やまと)たけしとして教鞭をとっていた中学校が廃校になることが決まり、当時の 生徒達がクラス会を催します。「ウルトラマン80が現れた」という新聞報道に、もしかすると矢的先生が来てくれるかもしれないという願いを持ちながら。

「矢的先生、クラス会に来て下さい」虚空に向かって叫ぶもと生徒たちの姿を目にしたメビウスは、ウルトラマン80に伝えます。「生徒たちはあなたが来るこ とを心待ちにしています」そう訴えるメビウスに、80は「私はかつて怪獣を呼び寄せるマイナスエネルギーを調べるために地球に降り立った。そこでマイナス エネルギーを生み出すのも人の心だとわかり、子どもたちの心を育てるために教師になった。しかし、相次ぐ怪獣の出現に対応するために、教師という仕事を捨 てねばならなかった...。今でも私の心の中には彼らがいる」と述懐し、「きみの口から矢的たけしが謝っていたと伝えて欲しい」と告げます。

メビウス(地球防衛チーム“ガイズ”の隊員・ヒビノミライ すでにチームには彼がウルトラマンメビウスであると知られている)はガイズの隊長に「板挟みっ て辛いですね。どうしたらものやら...。」と相談。「きみがどうにかしなきゃいけないってことじゃないんじゃない?」と隊長。「...そうですけど」と ミライ。

隊長は続けます。「出会い、別れ、喜び、悲しみ、.....人間って面倒くさい生き物なんだ。 ... でもね、時がくるとそれが思い出に変わる。」

「思い出?」とミライ。
「そう、その思い出が何もないってことが人間には一番悲しいことだな」

クラス会の当日、中学校屋上に設けられた会場に矢的先生の教え子たちが集まってきました。そして、「やはり伝えなければならない。80兄さんの言葉を」と ミライが校門に足を踏み入れた瞬間、突如、中学校からマイナスエネルギーが放出し、怪獣が出現するのです。ミライはメビウスに変身、怪獣に対峙しますが、 怪獣はなぜか涙をぼろぼろこぼします。そんな時、空からウルトラマン80がやってきます。屋上の教え子たちは口々に叫びます。「あ!」「あれは!」「ウル トラマン」「80」「俺たちの」「ウルトラマンだ!」「矢的先生!」

ウルトラマン80の姿を見た怪獣は、無抵抗で昇華し消えていきました。

教え子たちはがウルトラマン80に叫びます…「せんせーい、私は先生に憧れて教師になりました」「わたしはー、結婚して3人の子どもたちのお母さんになり ました」「僕は地元の信用金庫に就職しました」「大学で研究する日々を送っています!」「親父のスーパー継いで頑張っているぜー!」…見つめあうウルトラ マン80と元生徒たち。 そして開かれる「矢的先生思い出をありがとう」と書かれた横断幕。「先生には本当に感謝しています。ありがとうございました。」と叫び、皆で合唱する「仰げ ば尊し」。

そしてウルトラマン80は矢的たけしの姿で現れ、ミライに「教え子たちに逆に教えられてしまったな」「感謝しているよ。彼らとともに過ごせた時間は私にとってもかけがいのない思い出だからなぁ」

「さぁ、みんなが待っています」とミライ。

「メビウス、私は自分の言葉で彼らに謝ってみるよ。彼らは私の大事な教え子たちだからな」そう言って、矢的先生は教え子達が待つ屋上に向かっていったので した。それを見送るミライとガイズの仲間達。ミライは言います。「やはり怪獣はこの学校が出現させたのだと思います」「でも、取り壊されるのが悲しくてで はなくて、80兄さんと教え子たちをあわせてあげたかったんです」

私は涙が止まりませんでした。 ウルトラマン80、本放送は私が16歳の時で子ども向け特撮番組からは卒業してはいましたが、主人公が先生をやっていた時はちょくちょく見ていました。脚 本を書いたスタッフの方に脱帽です。めったに涙を流すことの無い私ですが、完全にやられてしまいました。でも、ありがたいと思います。 ネットで検索すると同様な想いをもたれた方がたくさんいらっしゃることがわかりました。 ウルトラマンメビウス、3月の最終回に向けて私達の世代にとってはたまらない内容が続くようですが、今回は私的には最高の回だった感じです。