駅立ちする戸田市議さいとう直子嬢先日、朝、戸田公園にさしかかったときに、駅立ちするさいとう直子さん（戸田市議会議員）の姿を見かけた。

市議会終了後の恒例の姿。今回も戸田市議会６月定例会が終わったということで、戸田公園駅や戸田駅で来週まで駅立ちしてお手製の市政報告を配られるという。

今回は急いでいたので長話はできなかったが、彼女に「いってらっしゃいませ」と見送られ、なんとなく足取りが軽くなった。

斎藤直子さんが駅立ちを始めたのは、６年前。まだ議員に当選する前で、その時は通勤の方々に「おはようございます！いってらっしゃいませ！」と声をかける姿があった。来る日も来る日も立ち続ける彼女に、皆さんは彼女の人間性と本気さを感じられたのか、５年前の市議会選挙ではトップ当選。しかも、彼女は当選の翌日も駅立ちした。

斎藤直子さんが駅立ちされるのを観察していると、いろんな事に気が付く。朝の駅には自転車整理をされる方や清掃をされる方など、通勤者にはつい気が付かない街の裏方の方々が仕事をされている。そんな方々がお仕事で駅立ちする彼女の側に来られたときに、さいとうさんは笑顔で挨拶され、二言三言会話を交わされている。その姿が実に自然で、スタッフの方々ももうおなじみの関係になっているのか、冗談を交えながら笑顔で会話されている。ほほえましい光景である。また、市政報告で配る内容も「自分が○○をやりました」」という内容ではなく、市民にむけてわかりやすい言葉を使った情報提供である。自分のＰＲは一切無い。議員としての基本的姿勢というか人間性を感じる。

彼女が昨年の選挙でもトップ当選した後、戸田市の議員の方々には議会終了後に駅立ちされる方が若干増えた。自分の後援会だけにしか目が向いていない議員さんが圧倒的な中で、斎藤さんが契機になって、駅立ちして市政報告を配る方が少しではあるが増えてきたのは戸田市にとってとても良いことだと思う。

ところで、私は議会終了後に駅立ちする斎藤さんを見かけるたびに、このブログでそれを紹介してきた。私のブログをみる方の中には、私が斎藤さんが議員になる前からの友人であることから、私が斎藤さんのＰＲのためにこのブログで毎回取り上げていると言われている方もいるらしい。

それを聴いたとき、なるほど、そういう受け取り方をされる方もいるか！と驚いた。もっとも私は斎藤さんとは私が27歳の頃からの仲だし、彼女が市議になってからの頑張りに感動してその後アドバイスすることもあったからそうとる方がいても仕方がないと思う。ただ、インターネット（ウェブ）に載せればＰＲになるほどネットの世界は単純ではない。ネットショップ講座でもよく言っているのだが、インターネットは伝える道具、「本物」を持っていればそれが伝わり、そうでなければそうでないものが伝わる。これがウェブの本質である。私はこのブログでは「私が感動したこと」を中心に取り上げている。そこに取り上げられているものが「本物」かどうかを感じるのは、見ている方々自身の心である。仮に私が作為的に斎藤さんを取り上げたとしても、斎藤さん自身が本物でなければ、結局それが伝わるのである。ウェブとはそんな手段。これからも私は戸田市の暮らしに関する情報のほか、私自身の感性で「本物・面白い・感動した！」と感じ取ったものを取り上げて行きたいと思う。